promise
□09
1ページ/4ページ
部屋へ戻ると布団に寝かされている胡桃が居る
胡桃が俺を何とも思っていなかったら安芸へ連れていかれてしまう
胡桃の横に寝そべり見てみれば酔いで紅潮している頬、潤いのある唇、長い睫毛、月明かりに当たり艶が光る髪、白いしっとりとした肌。
これを安芸へ連れ帰られたら元就が毎日見るのか…そのまま元就の嫁に…?
10年間ずっと覚えていた元就だ。
あいつもずっと胡桃を想っていただろう
思わず唇を重ねる
酒の臭いに混じって胡桃の甘い匂いがする
この匂いが大好きだった
そういえば遊郭では結局客を取っていない…
ということは…このまましてしまえば胡桃の初めては俺…
唇を離し首筋へゆっくり移動する
そっと着物の隙間から手を入れれば張りのある丁度良い大きさの膨らみがある
「柔らけ…」
久々の女の体、しかも胡桃の体ということで元親は箍が外れそうだった
「ん…もと…ちか?」
「胡桃…」
寝ぼけているのか目を擦る
「ん…おぁよ…」
にこっと微笑んでまた寝始める
だめだ…こいつの好きな奴がもし毛利なら…奪うような真似できねぇ…
布団をかけ直し胡桃に背中を向けて目を瞑る