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縁側でぼーっと空を見ていると筆頭が後ろから声を掛けてきた

「なぁ」

「なんだ」

「お前帯の上から何か出てるぞ


「?!…こ…これは…」

自分でも気付かなくて焦って隠していると筆頭は隣に腰を下ろしてきた

「ha!さらし巻けねぇなら侍女呼んでやらせろよ」

「そうゆうの慣れてないんだ。雑賀では自分のことは自分でやっていた。」

「hmm…お前、名は?」

「桃」

「桃、今日から俺の部屋で寝泊まりしろよ」

「は?」

思わず変な声を出してしまった

「俺がさらし巻いてやるよ」

政宗はにやにやしながら桃の着物に手を突っ込み懐に押し込んだほどけたさらしを引っ張り出した

「筆頭にそんなことさせられないだろ!自分でやる!」

「遠慮すんなよ!風呂だって担いで入れてやるぜ?」

「下心見え見えなんだよ!」

さらしをひっぱられてすぐそこに筆頭の顔がある
からかわれているのは解っていても至近距離に近付かれてそうゆうことを言われ慣れていないからか赤面する

「ま、一人で居てもつまんねぇからな。話し相手くらいにはなるぜ」

仕事がある。と言って桃の頭をがしがしと撫でて出ていった。

「…もしかして気を使ってくれたのか?」


雑賀の三代目見たいに感情を出さないタイプかと思ったが…
からかえば赤くなるしよく見てみりゃ可愛いじゃねぇか
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