姫花忍
□04元親裏
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下着が片足にだけ通っていて先程まで守られていたそこは太くごつごつした指が上下して中から蕩けていく
「…もと…ちかっ…く…んんっ……」
優しく舌で転がされる胸の先も、ゆるゆると撫でられるだけの陰核も、あと少しで溢れそうになる様な感覚なのにぎりぎりの所で止められていて苦しくて仕方ない
荒い息と甘い声が代わる代わる口から出て、目には涙が浮かんでいるのを元親は嬉しそうに見つめてくるだけでそれ以上踏み込まない
「腰、自分で動かしてんじゃねぇか。どうした?」
「いっ…じわるっ…ぁっ」
言った瞬間指が一本中を割って入るとびくりと腰が浮いてしまう
「やべ…中うねって絡み付いて来る…」
「んんっぁ…ゃ…っ」
もう無理、と呟くと元親はシャツを脱ぎ捨てベルトを緩めると白い太ももを持ち上げる
「あっぁ…擦っちゃ…ああっ!」
外に溢れ出るほど潤ったそこへはち切れそうな程反り立っている自身をこすり付けると一気に奥まで突き立てる
「…桃花ん中…やべぇ」
「ぁっあ…待って……ゆっく…あっ」
奥を突き上げられる度粘着質な音が響き、繋がっている所からは足を持ち上げられている為、尻へ中から溢れ出た液が伝う
入り口ギリギリまで引き抜かれ一気に最奥へ突き立てるように律動を繰り返され、腹には鈍い痛みが走り甘い声が出るのに顔が歪む
いつもと違う…
そんなの相手が違うんだから当たり前、と解りきっているがこうまで違うとは思わなかった
元親は自分の欲を全力でぶつけて来る様な力任せなやり方だ
政宗くんの時は…
「くっ…」
「あっ…そこ…やっ」
一瞬頭を過った政宗との行為を思い出し下半身に力が入る
「…ここか…」
「あっゃっ…だっ…めぇ……っっ…」
頼るように逞しい元親の腕に手を絡めると目の前で何か弾けたように仰け反る
繋がったままぐったりしていると腕を掴んで上体を起こされ、元親に跨がるような体制になる
「奥…好きなんだよな?」
「っちが…っあっ……ゃ…あぁっ」
両手を胸の前で掴まれたまま下から突き上げられ、達したばかりのそこには強すぎる刺激で頭が真っ白になる
自分の上で胸を揺らしながらいつもより一層甘い声で鳴く桃花は普段は想像できないほど艶っぽく堪らない
奥に突き上げる度離したくないと言うように目一杯締め上げてくる
「もと…ち…く……もっだめ…っ」
政宗のしか知らなかったそこは思っていたよりも太く硬い楔を何度も打ち込まれひりひりするのにそれが熱く更に奥から蕩けていく
「そのまま達っちまえよ」
両手を解放されたと思えばベッドへ押し倒され軋む音がした瞬間、膝裏を腕へ掛けられ一番深いところへ一気に捩じ込まれ反射的に腰が浮く
「ーーっああっ!!」
苦しくて鈍く痛くてやっと出たのは甘い悲鳴
「……なんか犯したみてぇだな」
お互い達すると同時に電気が復旧し、眩しく光る蛍光灯に照らされ目を細める
制服のシャツと下着を胸の上に捲り上げられ、スカートは腰で止まっているが捲れて大事な所が見えている。
ショーツは片足のふくらはぎにだけ通っていて靴下は踝までずり落ち、もう片方はほとんど脱げかかっている。
先程まで繋がっていたそこは充血して赤みを帯び、不規則に上下する腹には元親が吐き出した液が飛び散り艶やかに光っている
「…好きだ」
「…ん」
汗ばんで前髪の張り付く額に唇が触れる
好きだと言われても好きだと返事が出来ない私は最低なのか…