立場は違えど
□情報収集
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バタバタと準備をして、どうしたって足取りの遅い男の子と歩いて保育所まで行ってバイバイして、真っ直ぐカフェに行って、いつも通りに勤務。
4時に上がって、夕ご飯何にしようかなーとか考えてた時に懐かしい人達を発見。
彼等も私に気がついて手を振って駆け寄ってくる。
「久しぶり!名前ちゃん。元気だった?」
「おっ!久しぶりだなー苗字‼」
「よぉ」
「みんな久しぶり。元気だったよ。ツナ君達は?」
高校に行ってもこの三人は仲がいいらしい。
他愛のない近況報告じみた話をしていた時に、これはチャンスだと思った。
「ねぇ、三人共。この後ちょっと話せる?」
快く頷いてくれた。