立場は違えど
□突然の話
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しばらく目線で会話?をした二人。
「信じられねぇ話だろぉが、よく聞けぇ」
話すのは長髪さんのようだ。
「沢田達との戦いの後、奴等は十年後の世界へ行き将来世界を統べるだろう敵を潰した。その戦いに関係した奴等には戦いの一部始終が脳内に送り込まれた。俺やコイツもな。だが、テメェには送られなかっただろぉ?」
「えぇ。全く信じられない話。そんな話一つも知らなかったから」
「だろぉなぁ。だが送られてきた記憶の断片にテメェの写真が写ってた。ただの写真じゃねぇ、
ボンゴレのファミリーと並んで写ってる写真にだ」
そこで切った。
どういう意味か、中卒の頭でもわかること。
「分かるな?いつ、どのタイミングなのかは俺らもわからねぇが、テメェはこちら側の人間になることは確かだ。今日テメェと会ったのは偶然だったが、いずれ調べようと思ってたところだ。テメェ、
腹をくくる覚悟はあるか?苗字名前」
名前を呼ばれた。
今の私の立場を表すには十分すぎた。