短編集
□短編(特別版)
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「名前さん名前さん!!」
「…エレン、朝から元気だね……」
徹夜明けで若干グロッキー状態の私に
朝から明るく声をかけてきたのは後輩のエレン。
「名前さん!!俺、今日誕生日なんですよ!!」
「へぇーそりゃおめでたいね。」
書き終わった書類、ハンジ分隊長に渡しに行かなきゃなー…
「ありがとうございますっ!!」
分隊長、ちゃんとお風呂入ってるかな…
モブリットはまだダウンしてないだろうか……
「名前さんに祝ってもらえたし、俺行きますね!!」
「あ、ちょっと待った、渡さなきゃいけないものが…」
ぼーっとしてたら、危うく渡し忘れるところだった。
危ない危ない…
「ほい。」
「え!?今どこから出したんですか!?」
「秘密。エレン、この花…ペチュニアの花言葉知ってる?」
「花言葉、ですか?知らないです…」
「そっか。ま、良いや、じゃあね〜。」
「え?え!?教えてくれないんですか!?」
「それくらい自分で調べなさい(笑)」
「教えてくれたって良いじゃないですかぁ…!」
ペチュニアの花言葉、
あなたがそばにいると心が和む
(名前さん!!調べましたよ!!)
(秋まで咲き続けるらしいから、ちゃんと育ててねー)
(もちろんです!!ありがとうございます…!!)
(…誕生日おめでとう、エレン)
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