紅の約束

□三話
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それからまた、貴公子が行方不明となった。
 静かとなる会議室。集まった者は貴公子の友人達・・・つまり、A級たちだ。誰も何も喋ろうとしない。貴公子の謎の行動、謎の失踪。誰も予想などできるはずがない。予想するにはいくつかの仮定を必要とするが、その仮定すらも思いつかなかった。
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