儚い物語

□妹なんていわないで
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「かーのん!」





ほら、来た…私の心を弄ぶの






私は君の妹になんてなりたくないよ?







「花音?今日もがんばるのん?」





むぅー…また子供扱い





花音「タイガーさん?子供扱いしないで下さい!」





「えっ?えっ?花音は俺の妹みたいなもんなんだからー」





ほらね?



私は君の妹的存在にしかなれないんだ





私を見る目は妹で…






「愛李ー?」






そう、愛李さんを見る目は恋人?





「愛李ー、最近痩せたー?」






愛李「そうー?最近意識してたからなー、タイガーのお陰かな?」







「えー!俺の為に痩せたの?」






ちょっとした変化にも気づくんだ





私、前髪切ったんだよ?






「花音!?」




花音「えっ?…は、はい?」




「何で、泣いてるの?」






眉毛を八の字にして聞いてくる






えっ? 私、泣いてる?







愛李「ああー!タイガーが花音を泣かせた!」






「えっ?え…俺!?」





困り顔の君…





花音「ち、違います。ごめなさい!」




慌てて部屋を出る…後ろから声がする





愛李「妹を泣かせちゃ、ダメじゃーん」





「んー…何かしたっけかな?後で話聞いてみるかあ」





いつか、君が私を一人の女性として見てくれるかな





私が大人になれば振り向いてくれるかな?




私が大人になって君に相応しい相手になったら…







妹なんていわないで…?







To be continued?
 

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