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□日常
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俺たちの日常は
こうやって過ぎていく。
「ふぁ〜…ん…」
もう朝か…
カーテンの隙間から朝日が差し込んでくる。寝起き眼には、少々明るすぎて、シンタローは目を細める。
そろそろ起きないとな。
体を起こそうとしたとき、隣に誰かいることに気づいた。もっと早く気づけよと思ったが、気にしない。
誰だと思って、シンタローは布団を捲った。
コイツは……
「セトっ!!」
隣にはセトがいた。
何故だかわからないけど、セトがいた。一緒に寝た覚えもないのに、だ。
「おまっ、なんで一緒に寝て…つーか、起きろバカ!!」
そう言ってベッドから蹴り落とした。
「痛いっすよー…ふぁ〜…」
セトはあくびをして、また布団に入ろうとしてきた。
それをシンタローは足で拒む。
「な、ん、で!また寝ようとしてんだよ!!起きろよ!!」
「久しぶりの休みなんすから、もうちょっと寝かせてくださいよー…」
「なら、自分の部屋いけ!!」
言い合いをしている最中にも、布団に入ってこようとするセトを、シンタローは思いっきり蹴った。
「出てくか、起きるか…どっちかにしろ!!!」
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