kgpr

□日常
1ページ/6ページ



俺たちの日常は
こうやって過ぎていく。





「ふぁ〜…ん…」


もう朝か…

カーテンの隙間から朝日が差し込んでくる。寝起き眼には、少々明るすぎて、シンタローは目を細める。

そろそろ起きないとな。

体を起こそうとしたとき、隣に誰かいることに気づいた。もっと早く気づけよと思ったが、気にしない。
誰だと思って、シンタローは布団を捲った。

コイツは……


「セトっ!!」


隣にはセトがいた。
何故だかわからないけど、セトがいた。一緒に寝た覚えもないのに、だ。


「おまっ、なんで一緒に寝て…つーか、起きろバカ!!」


そう言ってベッドから蹴り落とした。


「痛いっすよー…ふぁ〜…」


セトはあくびをして、また布団に入ろうとしてきた。

それをシンタローは足で拒む。


「な、ん、で!また寝ようとしてんだよ!!起きろよ!!」

「久しぶりの休みなんすから、もうちょっと寝かせてくださいよー…」

「なら、自分の部屋いけ!!」


言い合いをしている最中にも、布団に入ってこようとするセトを、シンタローは思いっきり蹴った。



「出てくか、起きるか…どっちかにしろ!!!」


.
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ