other

□大好きな君に
1ページ/3ページ




大好きな君に、
甘い甘ーい贈り物





朝から與儀はそわそわしている。
花礫を見る度、何か言いたそうな。でも、言わない。
花礫はそんな與儀の行動を見て、おかしいと思い始めた。


「與儀、さっきからなんだよ。」

「ふぇっ?!あ、いやーなんでもないよー?あは、あはは…」


絶対なんかあるだろ、と視線で脅してみるものの全く言おうとしない與儀に、花礫は仕方ない、と座っていたソファから立って、與儀の隣に座った。


「が、花礫くん?ど、どうしたの?」

「………」


花礫は、與儀の膝にまたがった。
反応がいちいち面白い與儀に、ふっと笑い肩に腕を回し、顔を近づける。


「なぁ、與儀…」

「な、なななな何?!てか、顔近いよっ」


めっちゃ顔が赤くなってる。

與儀は誰かに助けを求めたいぐらい恥ずかしくなっている。
それとは逆に花礫はそんな與儀をみて、とても楽しくなった。


「なんか、言いたい事、あるんだろ?」


.
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ