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□大好きな君に
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大好きな君に、
甘い甘ーい贈り物
朝から與儀はそわそわしている。
花礫を見る度、何か言いたそうな。でも、言わない。
花礫はそんな與儀の行動を見て、おかしいと思い始めた。
「與儀、さっきからなんだよ。」
「ふぇっ?!あ、いやーなんでもないよー?あは、あはは…」
絶対なんかあるだろ、と視線で脅してみるものの全く言おうとしない與儀に、花礫は仕方ない、と座っていたソファから立って、與儀の隣に座った。
「が、花礫くん?ど、どうしたの?」
「………」
花礫は、與儀の膝にまたがった。
反応がいちいち面白い與儀に、ふっと笑い肩に腕を回し、顔を近づける。
「なぁ、與儀…」
「な、なななな何?!てか、顔近いよっ」
めっちゃ顔が赤くなってる。
與儀は誰かに助けを求めたいぐらい恥ずかしくなっている。
それとは逆に花礫はそんな與儀をみて、とても楽しくなった。
「なんか、言いたい事、あるんだろ?」
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