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□ラッキーアイテム
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『今日の最下位は、かに座のあなた!何をしても失敗ばかりで、怒られてばっかり!
でも、大丈夫!今日のラッキーアイテムは、口の悪い金髪の人!
今日も一日、楽しく過ごしましょう!』
「口の悪い……金髪の人……」
あの人しか思いつかない。
いや、しかし……
「おっはよー!真ちゃん……って、どうしたの?www」
「なんでもないのだよ。」
玄関の前で待っていた高尾に、笑われた。
まぁ、顔に湿布を貼っていれば当たり前か。
階段を降りてる時、足を踏み外して落ちてしまった。最悪だ。
「ぶふぉwwwwwwまじ、真ちゃんwwwwwwぶふぉwww」
「……さっさと行くのだよ。」
ったく、こいつ……
やっぱりラッキーアイテムがないと……
「あ、真ちゃん誕生日おめでとvV」
「!!……あぁ……」
「てめぇら……何朝練遅れて来ちゃってんの?轢かれたいの?」
朝から機嫌が悪いなこの人。
まぁ、そこも……
「おい、てめぇ緑間……なんだよ、その顔?轢くぞ?」
「宮地、今日はトラックないぞ。」
「ちょwwwwwwいつもならあるんスかwwwwwwwwwwwwwww」
「高尾うっせぇ、パイナップル投げんぞ。」
「宮地さん、顔がマジっスwww」
「宮地先輩、今日1日俺の側にいるのだよ。」
「「「……は?」」」
「ぶっふぉwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww真ちゃんwwwwwwwwwwwwwwwいきなりwwwwwwwwwwwwwwwwww何言ってんのwwwwwwwwwwwwwww」
「え、何言ってんのコイツ、轢けばいいの?え、轢いちゃっていい?」
「だから、トラックはない……」
「木村さん、ツッコミどころそこじゃないっすwwwwwwwwwwww」
「今日のラッキーアイテムが口の悪い金髪の人なのだよ。ラッキーアイテムがないなら、今日はもう帰るのだよ。」
「は?帰ればい……」
「宮地さん、側にいてあげてくださいwww」
「は?」
「緑間が練習に参加しないのは、痛いからな。」
「は?」
「よろしくなのだよ。」
「いや、は?ちょっ……はぁぁああ?!!」
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