krbs

□言いたいけど言えない
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キラキラ光る
お空の星よ





「センパイ、一緒に短冊書きませんか?」


「は?なんで、」


「いいじゃないっスか、年に一度しかないんスから。ね?」



短冊に願い事を書いて、笹につける。
七夕の夜、晴れていたら願いが叶うかもしれない。

まぁ、別に信じてる訳ではないけど、こういう行事は嫌いじゃないから。

もしかしたら、本当に叶えてくれるかもしれないし……いや、信じてはいないけどね?


「はい、これセンパイの短冊っス」


短冊とペンを渡す。
ホントに書くのかよ、と言いたげな顔をされたがあえて笑顔でスルー。
まぁ、肩パンされましたが。

でも、何だかんだで書いてくれるセンパイは……やっぱ……


「……好きっス……」


「あ?何か言ったか?」


「何でも無いっス!あ、書き終わりました?」


「まぁ、一応……」


「何をお願いするんスか?」


「言ったら、叶わなくなるだろ。」


「あ、そうっスね」


俺はすごく言いたい。
俺の願い事は、










『センパイが俺の事を見てくれますように。』








俺、センパイが好きっス。






end

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