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□ラッキーアイテム
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「んで……なんでここにいんだよ！！！」
コイツ、まじで馬鹿なんじゃねぇの？
たかがラッキーアイテムだろ、なんで３年の教室まで、授業が終わる度にくるんだよ。
しかも、１年と３年の教室って結構離れてると思うんだけど。
「宮地先輩、今日……」
「あ？……んだよ。」
「……なんでもないのだよ。」
なんだコイツ……
そう言えば、さっきの休み時間も何か言いたげな顔だったな……
今日って……七夕、だよな。
「あ、緑間はもう短冊書いたか？」
「……書いてないのだよ。」
「放課後、部活始める前にさ書こうぜ？」
……いやいやいや！！何言ってんの、俺！！意味わかんねぇから！！！
「いいですよ。」
うわっ、コイツ笑っ……
ﾄﾞｷｯ
……は？え？何ﾄﾞｷｯて！！？
「あ、ど、どうせならレギュラーだけでも全員書くかっ！！」
「そうですね。」
ああああ！！調子狂う！！！
「お、大坪にも、言っとくな……」
「お願いします。じゃあ、俺は戻るのだよ。」
緑間は教室に戻っていった。
アイツもあんな風に笑うんだなぁ……
つかさっきから、胸がドキドキうるせぇ……
アイツは男だぞ、後輩でおは朝信者でなのだよ星人……そんな奴に……
今日の俺はおかしい……
「短冊どうすっかなぁ……」
適当に紙切るか。
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「宮地先輩、ちょっといいですか」
そりゃあ、昼休みにも来るよな。
来て欲しくなかったんだけど。
「……なんだよ」
「今日、俺の誕生日なのだよ。」
「は？」
だから、なんだよ！！！！！
は？それ知らせる必要あるのか？ないよな？！
「え、なに、轢かれたいの？」
「違うのだよ？！……だから、その……」
なんで赤くなってんの？！こっちまで恥ずかしくなってくるだろ？！
「……、おめでとう」
そう言って、頭を撫でてやった。
「ありがとう、ございます……」
だから、照れんなよっ！
って、だ、抱き締められたああああ？！
「先輩、俺は……」
To be continue……