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□日常
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なんとか、セトを布団から出して、自分も布団からでた。
まだ寒い季節だから、布団に入っていたい気がしないことないが、ご飯だけは食べておかないと、あとが大変だ。
主にセトの相手が。
コイツは何故かは知らないけど、俺の体重をグラム単位で把握している。
だから、一回でもご飯を抜いたら、
「あー!!またご飯食べてないんすか!ちゃんと食べないとっていつも言ってますよね!?」
と、毎回毎回言ってくる。
正直めんどくさい。いちいち細かいだろ。つか、グラム単位で把握してるって、お前はストーカーか。
「…はぁ…」
「シンタローさん?」
ずっと黙っている俺を不思議に思ったのか、セトが話しかけてきた。
「なんでもない。早く行こうぜ。」
「はいっす!」
いつもアジトにいる時は、全員でご飯を食べている。
俺がここへ来てすぐは、絶対に一緒に食わなかった。ものすごくコミュ力がないからだ。
けど、セトがカノが俺に話しかけてきてくれたおかげで、今では一緒に食べれるようになった。
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