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□甘い贈り物
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世界一大好きなあなたに
世界一甘いプレゼント






今日はバレンタイン。
朝からモモやマリーはみんなにチョコレートを配っている。
シンタローも何故かみんなにチョコレートをせがまれていた。


「シンタローくん、僕にチョコないの?」

「あるわけねーだろ、」

「えー。楽しみにしてたのにー。」


そういいながらも、カノは笑っている。きっと嘘なのだろう。


「うるさいぞ、カノ。少し黙っていろ。」

「キドひどくない?てか、僕にチョコはないn」

「シンタロー、チョコだ。」

「え、ちょ、俺にはn」

「ありがとう、団長さん」

「2人とも無視ってひどくなーい?」


カノがなにか言っていたが無視して、シンタローはキドからもらったチョコレートを食べ始めた。

普通にうまいな。


「あー、俺も渡さなきゃな…」

「え、誰にあげるの?」

「あー、まぁ…うん。」


カノに誰か聞かれたが当然言えるわけがない。
なんせ相手は女ではなく男で、可愛いというよりかっこよくて、年下で背の高いセトなのだから。



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