短編

□好きだから。
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突然だが、俺はナツと付き合っている。

......なんだけど、付き合ってからナツが俺に触れようとしない。
ちょっと寂しい.....。



『ナツ』

ナ「お、おぅ!!どうした?」

『ナツは....俺のこと嫌いか?』



そう聞くと、キョトンとしたナツ。



ナ「んなわけねーだろ!!!なんでそんなこと...」

『だって、付き合ってからナツ俺に触れてくんねーんだもん』


少し拗ねたような口調で言うと、ナツは驚いた表情を浮かべたと思えば頬を赤く染めた。


ナ「あー....いや、その、な?」

『.....やっぱ、嫌いなんだ』

ナ「違う違う違う!!!逆だ逆!!」

『逆?』

ナ「好きだから大事にしてーし....。それに俺、今ユイに触れたら抑えられる自信ねーっていうか....」



.....なんだ、俺愛されてんじゃん。
あーあー、ちょっと損したかな。

少し笑って、ナツの手に触れる。



『....俺、ナツに触れて欲しいんだけど』

ナ「んなぁ...!?!?」

『全部、あげる。だから、ナツの全部くれるか?』


改めて言うと、すっげー恥ずかしいセリフ吐いてるなと思う。

が、ナツに触れてもらえないものは寂しいし、辛い。




ナ「....お前、後悔してもしんねーぞ」

『しねーもん。ナツだし』



そう言って俺は自分の家へと飛んだ。




























































『んっ...!』

ナツに触れられた場所が、熱い。


誰にも見せたことのない場所に触れられている。
それだけで、意識が飛びそうになる。


『っんぅ!!!ナツっ、俺もう....』

ナ「....俺も限界」


そう言って俺のおデコにキスを一つ落として、ナツ自身を取り出した。


『でけーよ....バカ...』

ナ「痛かったら言えよ」

『ひっ....!!!』


ナツが入ってくる。嬉しい気持ちと同時に少し怖い気持ちが入り混じった。

なんとも言えない圧迫感。

思わず涙を流すと


ナ「....ごめん、もうちょっとだから」

『あっ、ナツ....!』


苦しい。その苦しさから逃げたくて必死にナツの首に腕を絡める。
そして、ナツの唇が触れる。

『んふっ、ふぅ...!!!』

ナ「.....わかるか?全部入った」

『あ......』


その時、一つになれたのだと感じた。
好きな人と.....。



『ナツ....大好きだ』

ナ「....俺も」




それから、俺の意識が飛ぶまでナツは俺の中にいた。

時折、愛を囁きながら


























































『ん....』

ナ「はよ」

『おはよ....』


未だにボーッとしているユイにナツはキスを一つ落とす。


『うわぁ!?』

ナ「やっべー....俺幸せすぎる....」

『....俺だって幸せだ』


ナツの胸元に擦り寄れば、朝からは少し激しいキスが送られる。


『んっ、んぅ!?』

ナ「.....ごめん、一回だけ」

『む、無理に決まって...ふぁ...!!』

ナ「な?」

『.....今日だけだからなっ』


俺にとっては眩しすぎる笑顔を俺に向けた後、激しいキスが落ちてきた―――


























































((あぁ!!ナツお前!!))
((一回やってみたかったんだよなー、キスマーク))
((ば、バカナツがぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!))

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