銀華乱舞
□衣食住を確保せよ
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ーー……
「オメェ攘夷浪士か?」
『違います』
「じゃあなんでオメェはそこの上から落ちてきたんだよ」
えー、皆さんお察しの通り、事件現場で取り調べを受け取ります桜華です。
『気づいたらフライアウェイしてました』
「……テメェふざけてんのか?」
いや、嘘はついてないんだけど。
だってジブリの名シーンとかやったし……
でも、そんなこと知りもしない土方さんの鋭い目は相変わらず変わらなかった。
そして、
『お願いですから、その瞳孔がかっぴらきのままで睨まないで下さい。そして刀向けないで下さい』
刀もバリバリ向けられたままだった。
ヒロインが早速刀向けられるってどう思います?奥さん。
「トシ、その子の言うとおりだ、女の子に刀向けてわいかんぞ!」
「チッ……」
舌打ちをしながらもゴリラの言うことを聞き、チャキっと刀を鞘にしまう土方さん。
さすがゴリラ!ナイス!
ゴ〜リ♪ゴ〜リ♪ナイスなゴ〜リ♪
「ねぇ君さっきらひどくない!?初対面だよね!?」
『まーまー落ちついて、ゴリラ。……はい、バナナ。それあげるからあっちで大人しくしてるのよ?』
「……ぐすんっ」
「へー中々アンタ面白いじゃないですかィ」
『生総悟がすぐそこにいるんですけどォォ!ぐはッ///』
……あ、やべ、あまりの興奮で鼻血が……
「土方さん、こいつただ者じゃないでさァ」
「あぁ、"いろんな意味で"な」
やばい、鼻血がダバダバと滝のように流れてるんだが。
……まぁ自分がトリップしたというのはなんとなく理解できましたとも。
だって体痛いし、土方さんの殺気とかやばかったし?
ま、カッコイいから許すけどね!ぶはははは!