援護射撃
□衝突
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「おかわり、うぷっ…お願いします!」
食堂に入っていけば、大きな声でおかわりを頼む栄ちゃんがいた。
「千紘も、今から?」
『お、一也。お前も?
なら一緒に食おうぜ!えっと…あ、栄ちゃんの所空いてる!!』
「ちょ、堂々と浮気すんのやめて!」
浮気とかまた変なこと言ってる一也は、置いといて
俺は栄ちゃんの元へ。
『此処、座ってもいいっしょ?』
「え?あ、…千紘先輩、//」
『ん?なんで顔が赤くなってんの?』
「へっ!?いや、これは…あはは…//」
『まぁーいっか!いっただきまーす』
赤くなった理由はわかんないけど、腹が減ったので。
うん、やっぱ美味いなー
「なーんだお前、だいぶ食えるようになったじゃねーか!」
「なっ!?」
「初日は、吐いてたくせに」
一也が生き返って、栄ちゃんの左に座る。
座る前に俺の隣をガン見していたが、他の奴が座っていたため諦めたみたいだ。
「若い奴はいいねー成長が早くて」
「るせぇ!!」
「ゆっくり食べろ、消化に悪いぜ?」
『そうだよ。慌てなくてもおかずは無くならい!
でも…ここ、ご飯つぶが付いてるぜ?』
栄ちゃんの頬にはごはん粒。
そのご飯粒を取り、パクリと食べた。
「…千紘先輩、//」
「…ちぃ君の浮気者…っ」
「何言ってんだ?
つか、なんかみんな静かだけど何かあったのか?」
「ん?お前、聞いてないの?
明日、一年のチームと二、三年で試合やるんだぜ!」
『「!?」』