援護射撃

□同じタイプ?
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「どう?
今年の一年、目立つ子いた?」



「豊作ですよ!」



「松方シニアの東条くんに、金丸君!」




「西浦の高津くん!」




「あと、飛び抜けているのは…」






ボットボトボト…




きゃあー!!








1年のマネージャーの子がボールをこぼしていた。




「わぁーちょっと、何す!!」



「やだー」




「またアンタなのー」



「す、すみません…」




「仕事増やさないでよね…」




「もーめんどくさい…」






1年でまだわからないのに…








『なぁ、お話するのはいいけど
仕事さっさとやろうぜ?』




「え、あ…千紘君!!」





「あたし…あっちやってくる!」



「あ、あたしも…」





俺の一言で2,3年のマネジはどっか行った。
まだ残っているのは1年の吉川春野ちゃん。






『大丈夫、吉ちゃん?』



「え、あ…吉ちゃん?」





『あれ?俺のこと知らない?』





「す、すみません!!
私…まだ仮入部で…皆さんのこと覚えていなくて」





『あー大丈夫だよ
うちの部員多いから覚えるの大変だよな…


俺は、スポーツ整体師やってる葉月千紘。
名前で呼んでくれると嬉しいかなー



あと、吉ちゃんっていうの君のあだ名ね
俺年下にはちゃん付が多いんだ』






「な、なるほど…
よろしくお願いしますね千紘先輩!!」





『そんな敬語は良いから、タメ語で!
俺そういうの好きじゃないから』





「え、でも…」




『難しいってか?
なら、先輩命令!!


これなら、いいっしょ?にひひ』





「う、うん…//」






















「や、やっぱり…一番は千紘君よね//」





「うん…あの笑顔が//」
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