恋に落ちた海賊王*ナギ
□Drunk!
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ナギ(…我慢できねぇ。)
あんな声を聞いたメンバー達が、あゆみにちょっかいを出さない訳がない。
それを黙って見過ごすのは、やはり我慢ならない。
そう思ったナギは、あゆみを自分の隣へ戻らせようと立ち上がろうとする。
だがナギが立ち上がるより早く、リュウガがあゆみの腕を引っ張った。
リュウガ『あゆみ!俺んとこにも来い!』
「はぁ〜い♪」
可愛らしく返事をしてリュウガの元へ行き、抱きつくあゆみ。
普段のあゆみからは考えられない行動に、嬉しそうな顔で抱きしめ返すリュウガ。
リュウガ『あゆみ、他の奴なんてほっといて俺と飲め!』
そう言いながらナギを見てニヤニヤするリュウガ。
そんなリュウガの言動に、自分の気持ちを見透かされた様な…何とも言えない感情になるナギ。
引き剥がしたい気持ちをグッと堪えてまた座り込んだ。
二人の様子を黙って見ていると、あゆみはお酒を口に含み、目を閉じた。
「口移し…しゅる?」
ぶーっ!!!
衝撃の発言に動揺するシリウスメンバー。
ハヤテに至っては酒を吹き出してしまっている。
ナギ(あのアホ…!)
よりによってリュウガにそんな事を言ってしまうとは、何をされるか…
いくらリュウガ相手でもそんな事はさせられないと、ナギは急いで立ち上がる。
だがナギよりも早く止めに入ったのはハヤテだった。
ハヤテ『お前何やってんだ!』
「もぉ〜ハヤテしゃんもして欲しいんれすか?あいっ!」
そう言って先程の仕草を、今度はハヤテにやって見せるあゆみ。
ハヤテ『おっ、おまっ…!』
ゴクリと唾を飲むハヤテ。
その可愛い唇に吸い寄せられそうになっていると…
シン『本気にするな、猿。』
そう言ってハヤテを蹴っ飛ばしたのはシンだ。
ハヤテ『な、何すんだ!せっかく…』
シン『せっかく何だ?』
冷ややかな目でカチャリと銃を出すシン。
ハヤテ(こいつ本気だ!!!)
シンのただならぬ殺気を感じたハヤテは、大人しく元の場所へ戻った。
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