恋に落ちた海賊王*リュウガ
□夢の中でも…
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今日もリュウガの抱き枕にされ眠るあゆみ。
だがふと、胸に違和感を感じて目が覚めた。
(…??)
ぼんやりとしていた頭が覚醒すると、その原因がわかる。
「!!!」
そこには自分の胸を揉むリュウガの手…。
胸を触られるなんて経験のないあゆみには、いくら寝ぼけているとはいえ、その行為は恥ずかし過ぎて頭から湯気が出そうな気持ちになる。
“止めて下さい!”と大声で拒絶したい気持ちをグッとこらえて、リュウガの手をどける。
リュウガ『うーん…』
手をどけた反動で腕枕をしたまま仰向けになったものの、特に起きる様子もなく寝息を立てるリュウガ。
ホッとして再度眠りにつこうとするが…
しばらくするとまた後ろから抱きついてくるリュウガ。
(く、苦しい…)
そしてその手はまたしても胸へと伸びてきて…。
リュウガ『…この手の平サイズが…たまらん…』
「!!!」
その寝言に途端に恥ずかしさと怒りが込み上げ、耐えきれなくなったあゆみはリュウガを突き飛ばした。
「〜〜〜っ!!船長の変態っっ!!!」
あゆみの絶叫と、ドスン!とリュウガがベッドから落ちる音が、真夜中の船内に響き渡った。
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