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□腐ッタ林檎ノ、行ク末ハ
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最初は腐った林檎は1つだけでやんした。
その林檎は本当の友など作る気もありゃあせん。
友など裏切られて当然と思っていやして、作った友と言えば表面だけのその時だけの友だけでやんした。
表面だけの友だけを作ってつまらなくなったら捨てる、見た目は沢山の仲間に囲まれるようであって本当の中身は一人ぼっちでやんした。
ですが、実際腐った林檎の周りにはもちろん腐らせた林檎もありやす。
そして、元から腐った林檎もありやした。
表面の友だけと言っても、腐って何もかも終わった林檎にとってはまだ腐らず綺麗なままの林檎達は眩しいものでやんした。
だから、その綺麗な林檎達よりも腐りかけた林檎や既に腐ってしまった林檎達といた方が気が楽で楽しいわけでやんす。
その林檎達といるのはとても楽しく腐った林檎は


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