ハイキューBook

□とりかえばや
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国見が目を開けると目の前には裸の及川の姿があった

周りを見渡すと部屋の造りは和風で
自分達は布団の上にいるらしい

及川は国見の瞼に口付けを落としている

「飛雄ちゃんお尻だけでイけちゃうなんてエッチで可愛いね…」

「…え?」

飛雄ちゃん??
何?この人?間違えてんの?

青城の主将の残念さにげんなりして頭を抱えると…
なんと髪が短くなっていたのである

前髪もセンター分けじゃなくって
逆三角

…そうそう、影山みたいな!!

そこでやっと合点がいった

俺は中身だけ影山と入れ替わっているんだって


「今日は眠そうだね…」

「眠いからオイカワさん早く寝かせてください」

国見がジトっとした目で訴えると

「今日はいつもと雰囲気違うね。本当に眠たいのかな?でも明日部活ないしもうちょっとだけ我慢してね」

国見は自分勝手な主将だとげんなりしていたが考えた

…学校一のモテ男のテクニックは
凄いのではないか…?

中学から高校までに及川さんは影山と付き合う前は可愛い女子達に愛想を振り撒いていた

勿論浮いた噂が絶えなかった

テクニックもそれなりにあるんだろう
是非体験してみたい…!!

国見は考えが変わったので
及川を誘ってみることにしたのだ


「…早く気持ち良いことしてくれないと俺寝ちゃいますよ?」


四つん這いになって及川の精液で濡れている穴を見せつけた

今までのスキルを最大限利用して挑発するように厭らしい笑みを浮かべて及川を見る

「もーうっ!!今日はどうしちゃったの?飛雄ちゃんが飛雄ちゃんじゃ無いみたい」

及川は国見の後ろの穴を指で解しながら
鼻歌でも歌い出しそうな程上機嫌だ

「あっ…ぁ…ん」

一方国見は影山でないことをバレないかヒヤヒヤしていた

…その背徳感も楽しんでいるのだが…

「あはは。いつもはいやいやって駄々こねるのにね」

「んぅ…何…言って…ぁっ」

「たまにはこんな飛雄ちゃんもいいかも」

堪え性の無い国見は身体が疼いているときは誰のものでも嬉々として受け入れてしまう

「あはぁっ!!早く…ちんちん入れて…めちゃくちゃにして…んっ」

「今日はノリノリだねぇ。今から入れてあげるからお尻こっち向けて」

国見は言われるままにお尻を突き上げて
服従の姿勢をとる

後ろを振り返って及川のものを見ると
国見の恥態を見てそそり立っているのが分かった

形は整っていて国見のものと比べ物にならないくらい大きい

「あん…おっきい…ん」

ただ国見が想像していた使われ過ぎた黒いものと違って
綺麗な色をしているのだ

あれ?及川さんってヤリチンなんじゃ…

「あはは。そんなに気になる?大丈夫、いつもみたいに優しくするからさ」

及川は国見の背中に口付け
自身を穴に埋めた

こんなに丁度良く収まるのは
及川の日頃の努力の賜物だろう

「あぁっ!…くるひぃ…」

影山の身体だから気持ちいいのは良いが
まだ疑問が残っている

何故ヤリチン及川さんのものは綺麗なのか

…代謝が良いのか?
…前戯を楽しむタイプなのかも…

「あっ、ン…ふぁ、ッぅん、あ、は…っ」

気持ちいいから良いじゃないかという思考に走り快楽に身を委ねようとしたが
本来の目的を思い出し
及川に聞いてみることにした

「ぁっ…ぁんっ!!…及川さんのすっごい…テクニック…んっ…俺に使ってくださいぃ!!んぁあっ…ぁ」

「え?テクニック?サーブもトスも教えてあげないよ」

「違っ…ひぁんっ!!」

国見は乳首をぎゅっと摘ままれて
上ずった声が出てしまう

「どさくさに紛れて指導してもらおうなんて随分賢くなったね。飛雄は及川さんに指導してもらう為に身体を差し出してるんだ?俺はお前が1年の頃からお前しか見てなかったのにね」

国見は不味いことになったぞと冷や汗を流した

「ふぁあっ!ごめんなさいッ・・・ッ」

「しかもお前を初めて抱いたと思ったら既に開発済みだし。俺はお前に全部初めてをあげたのにさ」

これは修羅場だ
国見は及川の嫉妬深さを恨んだ
なるほど。及川さん高3まで童貞ですか

「やっ!やめてっ!あっあんっ!!」

「俺が3年間目を光らせてたのにさぁ…だれにされたの?無理矢理されたに決まってるよね?」

国見は何が起きているのか分からずにただ及川に突かれていた

過去のことを掘り返して責めてくる面倒くさい及川と付き合っている影山に本気で同情した

「お前も俺のこと中一の頃から好きだったんでしょ?」

そう言いながら国見の首筋の冷や汗をペロリと舐めて優美な笑みを浮かべる

そうだ。影山が俺と金田一に頬をピンク色に染めながら
及川さんへの想いを告白したのは
俺達が中一の頃だったか…

あの頃の俺と金田一は二人が両想いに
なるなんて想像もしてなかった

及川さんと目が合ったとか連絡先を聞いたとか
そういうことを嬉しそうに語ったり、及川さんと付き合う女子に馬鹿みたいに嫉妬したりする影山を可哀想な奴だと呆れていたことを覚えている

そんな影山が今の及川さんの言葉を聞いたら泣いて喜びそうなのに
…勿体無いものを聞き逃したね

「知らない人に路地に連れ込まれちゃったの?俺に重ねて他の人に突っ込ませちゃったとか?」

「ひぁっ…んン違っ…うのぉッ…んやぁ」

高3まで童貞の及川さんでは本来の目的を果たせそうにない

っていうか及川さんに嫉妬されても全然嬉しくない

こんな時に目に浮かぶのは
色素の薄い一見チャラそうな恋人の顔だった

花巻さん…浮気してごめんなさい
もうしないから許してください

国見は愛しい恋人の名前を
及川に突かれながら呼んだ

「っくン…、ぁふッ…はなまきさっ…んぁっ!!」

「ちょっと!!何でマッキーの名前が出てくるの!?」

「はっ、も、花巻しゃん…!あぁン、助けてぇっ」

「飛雄の浮気者!!」

及川は更に激しく国見の腸内を突いた

イイトコロばかりを突いてしまうのは
身体だけでも繋ぎ止めておきたいという思いからだ

「ぁッ・・・な、に?嫌だ!んぁっソコ、やだぁ・・・っ」

「飛雄。マッキーよりも俺の方が愛してるから!!俺の方が絶対幸せに出来る!!3年間お前しか見てなかったんだから間違いないよっ」

前を弄られながら後ろを突かれると
イきそうになる

「ひぃッ!やぁっヤァあー!!助けてッ助けてッッ!!!!」

「俺を選びなよ。絶対に後悔させないから」

「や、やめっヤメやめヤッ…ぁあーッ!!」

国見は白濁を自分の顔に吐き出しながら果ててしまった

顔についた精液を及川の手によって口の中に無理矢理入れられると
花巻以外の人にイかされてしまったと
悲しい気持ちになってくる

国見は罪悪感に泣き出すが及川は構わず突き上げる

「ごめんね。飛雄愛してる。」

しかし突かれながらも国見の頭は花巻のことでいっぱいだった
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