GOD EATER 2

□先輩
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「私…先輩が好きです!」


……はぁ…あんな事言わなきゃ良かった。避けられてる…シエルさんは良くて私はダメなんて…


エリナ
「あっ…あの、先輩」


ミウ
「……」スタスタ


エリナ
「あっ…」


正直…最悪な関係になっちゃいました。はい…私が悪いですから…だって…どうしても我慢出来なかったし…私自身、同性を好きになるなんて思ってなかったのですから。…先輩だけ…特別なのかな…


――


ラウンジ


ミウ
「…カルビ。大きくなったね」


カルビ
「キュルル〜」


ミウ
「ふふ、今檻から出すね。良い?逃げたりしないでよ?」


カルビ
「キュル」







カルビ
「キュー…」ノビー


ミウ
「やっぱりきついよね。なんとかしないとダメだよねぇ…あっ、ご飯だよ。カルビ」


カルビ
「キュ♪」


シエル
「やっぱり君には特別懐くのですね…正直うらやましい」


ミウ
「なにもしてないよ?それに毎日居るのはシエルじゃない」


シエル
「…そうですけど…でも君みたいにお喋りしてみたいです…」


カルビ
「キュルキュル」シャクシャク


ミウ
「うーん…別にシエルが毎日してる事と変わらないんだけど」


シエル
「…独特な女を出してるのでしょうか…」


ミウ
「いや…カルビ…メスだし」
*実際は知りません。何となくです。


シエル
「えぇっΣアレついてな…ムグ」


ミウ
「シエルダメ。これは言わせない。」


シエル
「むぅむぅ


ミウ
「ん?」パッ


シエル
「頭がクラクラします…」


ミウ
「…はぁ…シエルって変わった性癖だよね。男の人に興奮しないんでしょ?」


シエル
「き…君だけです…別に、誰に大しても興奮はしません…私の理性は君と居ると壊れるのです、前にも言いましたよね…?解剖したいと…あれそういう意味です」


ミウ
「……」モソモソ


カルビ
「キュル♪キュルキュル♪」

ミウ
「ふぁちょっとカルビ

カルビ
「キュー♪」


ミウ
「…ペットは飼い主に似ると言うけど…まさにその通りだね」


シエル
「…


ミウ
「…まぁ…シエルのそういう趣味も慣れたから平気だけどさ」


シエル
「私は君にしか興奮しません!」


ミウ
「はいはいもう…カルビ、ちょっと散歩行こっか」

カルビ
「キュキュルル


ミウ
「ふふ」スタスタ


エリナ
「せ」


スゥー…


エリナ
「……」
ヤバい…かなりショックかも…先輩に無視されると…うぅ…



――

サテライト周辺


ミウ
「久しぶりの外だね。カルビ、今日はゆっくり羽根伸ばしちゃってね」


カルビ
「キュル♪キュッキュ♪」


ミウ
「…可愛いなぁ…」


「あっ!お姉ちゃんだ


「えっあっ本当だ


「お姉ちゃんだぁ


ミウ
「ん?…あっ。こんにちは、今日も仲良いね」


ミウに話し掛けて来たのはサテライト拠点に住む子供達だった


「あれ?お姉ちゃん神機なんてもって…もしかして任務中?」


ミウ
「あっ、違うの。カルビの散歩。私達神機使いはアラガミを討つのが仕事だからね、こうしてても…アラガミが襲ってこないなんて事はないからね。常時外に出るときは神機は持ち歩いてるの」


「ふぅん…ってお姉ちゃん…今日の服装いけてないよぉ」


ミウ
「えっ?」


「そうだよぉお姉ちゃんはスカートじゃないとダメだよ


「やだぁ…二人ともサイテー。お姉ちゃんのパンツみたいんだぁ」


「ばっばっか


「た…たまたま見えるんだよ…」


ミウ
「…カルビ?」


カルビ
「キュ?」コロン


ミウ
「疲れた?」


カルビ
「キュ!」


ミウ
「うーん…運動不足だなぁ、カルビ?大きくなるのもいいけど…ちゃんと運動しないとダメよ?」


カルビ
「キュキュ!キュキュル!」

ミウ
「あはは…確かにあの檻だと思うように動けないよね。」ナデナデ


「お姉ちゃん…動物と話してる…てか無視されたんだけど?」


「うん」


「はぁ…お姉ちゃんみたいなおっぱいになりたいなぁ」


「…後十年は小さいままだろ」


「うんうん」


「なによそれぇ二十歳になるまでに絶対お姉ちゃんみたいなボンキュッボンになってやるんだからぁ

「バーカ。お姉ちゃんみたいなボンキュッボンにはなれっこないよ」


「うんうん」


「なによぉ…グス…」


ミウ
「こら。女の子はデリケートなんだから、泣かせちゃダメでしょ?」


「だってこいつお姉ちゃんみたいなボンキュッボンになりたいって言ってるんだよ


ミウ
「…私そんなにボンキュッボンじゃないわよ」


「うぅんお姉ちゃんは巨乳アンザンガタ?って言うのじゃない。」


ミウ
「…あなた達の親にはきつく言い付けておくわ…誰が巨乳安産型だってな」


「」ビクビク
「」ビクビク
「」ビクビク


この後子供達の親父達はこってりと怒られるのであった。


「お姉ちゃん!また遊びに来てね!」


「絶対だかんなぁ!」


「お姉ちゃん!バイバイ!」

ミウ
「またね。…楽しかった?」

カルビ
「キュ♪」


ミウ
「ふふ、沢山遊んで疲れたでしょ。帰った後シエルにブラシしてもらおうね」


カルビ
「キュ?キュ!」


ミウ
「私は任務に行かないと…隊長は忙しいんだぞぉ?まぁ…コウタは例外か」


***


コウタ
「ヘェックシ…あぁ…なんだ?」


ユウ
「お前任務ないからってだらけ過ぎだろ」


コウタ
「だってよ〜…ミウが」


ユウ
「あぁ?」


コウタ
「すまん…」


***


カルビ
「キュルル〜」


ミウ
「あっ…わかってくれた?」

カルビ
「キュル♪」


ミウ
「えへへ。ありがと」


――


極東支部に帰って来たミウ。カルビを狭い檻に戻して任務に向かう事に







エントランス


エリナ
「先輩!」


ミウ
「……ひばr」


エリナ
「先輩!…グス…バカァ」タタタ

ミウ
「…はぁ…もう…」


ヒバリ
「大変だね


スタスタ


――


エリナの部屋


エリナ
「う…う…グス…バカ……どうして無視…寂しい……グス…」


「エリナ」


エリナ
「先輩


「入るよ」


エリナ
「ふぇ待って


ミウ
「あっ」


エリナ
「…はぅ…///」


ミウ
「ちっちゃいね」


エリナ
「うるさいよ


ミウ
「…ごめんなさい」


エリナ
「あっ…えっ?」


ミウ
「…最近デレ過ぎだからさ。悪戯したくなったんだよね。私はそういう趣味はないけど、でも同性を好きになるのも悪くないかもね。私もエリナの事好きだし…てかそのちっちゃいのを隠しなさいよ」


エリナ
「ちっちゃい言うな!」


ミウ
「エリナの歳の時からあったけど」


エリナ
「成長期はこれからなの

ミウ
「ふーん…ちゃんとご飯食べなさいよ?
さっきも言ったけどさ、私もエリナの事好きだから…それだけ」スタスタ


エリナ
「…先輩……好きだから…好き……えぇっΣ…先輩


ギル
「ん?…あぁ…エリナか」


エリナ
「」ムカ


エリナ
「人の胸を見て何がっかりしてんのよこの変態」バチン

ギル
「いてお前が出てきたんだろうが!裸で」


エリナ
「はっ!」


ギル
「たく…おーい。アリサ、任務行くぞ」


「あっ、ちょっと待ってください」


ギル
「わかった。…遅れたら隊長にドヤされんぞ」


アリサ
「わかってます!」


ギル
「…なぁ、後一人空いてるけど行くか?」


「行きません!行くなら先輩と2人で行きます!」


アリサ
「ふふ、本当にエリナは一途だね。ミウさん待たせるのもあれだし行きましょうか」


ギル
「あぁ、そうだな」


スタスタ


先輩はきっと違う意味での好きなんだよね。それでもいいや…もっと先輩の傍を支えたいな…



 

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