「冬といえば…温泉よ♪」
副隊長の何気ない一言は
何故か護廷十三隊の慰安旅行に発展した。
始まりは何時もの執務室
奥の机では隊長が涼しげな表情で、筆を運び、副隊長が珍しいことに書類を見ていた。
「乱菊さん、珍しいですね」
私は、隊長に程よい温度に淹れた
浮竹隊長から頂いた玉露をだしながら
本当に珍しい大人しく机に向かっている乱菊さんに話しかける
「ん〜どこがいいかしらね…」
「?」
書類中には似つかわしくない言葉に
疑問を感じ、乱菊さんに近づけば
冬の旅
という見出しとともに写されている沢山の写真…
「乱菊さんこれって…」
「あ!ねぇ蒼妃はどこがいいと思う?スキー場とか夜景の見えるペンションなんかもいいのよね〜」
「乱菊さん?」
「あ!でもやっぱり温泉も捨てがたいわよね〜♪♪」
一人、ころころと表情を変える乱菊さん
こうなるともう正直止められない。
「ねぇ隊長はどこがいいとおもいます?」
「…松本」
一言呟く。
隊長のこれは明らかに仕事しろの合図。
なんか扱いなれてるよね…
「よし!決めた!」
突然声をあげる
「温泉にいくわよ♪」