死神
□お薬にはご用心
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「なんなんですかこれ〜〜〜！！！！」
鏡に映る自分の姿を見て
開いた口がふさがらない
私は、この原因の元である
阿近さんを睨み付けた
「だから嫌だったんですよ！！」
「そんな怒るなって♪」
「怒りたくもなります！！」
事の発端は半刻ほど遡る
一日の隊務も終え
今夜はどんな入浴剤を入れようかな〜♪
なんて、鼻歌交じりで自室へと戻っている
途中、上機嫌な阿近さんに声をかけられた
新しい薬が成功したからちょっと試させてほしい
っていう申し出、あまりにも怪しいその申し出は当然私は断った。
しかし…
「後ろからひょっこり涅隊長が出てくるなんてあんまりじゃないですか…」
阿近さんの背後から突然現れた涅隊長の黒い笑みにまんまと捕まったのだ