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□1st.ep./  オニーサンの負け。サヨナラ。
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カタカタカタカタカタカタ








『りょーかい』













そう呟くと同時に勢いよくエンターキーを押すとトップ画面に切り替わるパソコン。






近くにある苦味のきいたコーヒーがはいっているマグカップをもって口へ運びながらパソコンの前からどく。















“仕事の依頼”
















今回はめんどくさそう。






私の仕事?




その辺の仕事とはわけが違うの。






持っていたマグカップの中身を飲み干して、準備に取り掛かる。










衣装ダンスから真黒なシャツとズボンを出して
着替える。






靴は軽く10センチ以上ある、これまた真黒なヒール。










長い黒髪を巻き付けるように固めて。












最後に私の相棒たち。





隠し部屋かのようなところに入れば一面に広がる相棒たち。














ナイフはダガーナイフとかスぺツナズナイフなど。



拳銃は、リボルバーからライフル、対戦車用小型爆弾などなど。








普通の光景ではないけども、見てるだけでうっとりする。




職業病だよ、完全に。






ただ、今はうっとりしてる暇はないんだった(笑)







ふっ、と一人で笑って体に相棒たちを纏わせていく。











腰に、マグナムを挟んで、胸元にも二丁と、ナ
イフも二本。












『さあ、、いくかな。』







大きめライフル二つ片手に持って、ティアドロップ型の真黒な銀縁サングラスをかけてハーレーに跨る。








『ふあぁ〜っ ねっむ』




大きな欠伸を一つ。





ライフルを隠れるように固定してからタバコに火をつけて口へ運ぶ。






『さ、がんばるよ、優希ちゃん。』


単なる呟きだけど、自分に言い聞かせてるってのもある。









私の仕事?





それはね?














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