リヴァイ兵長は選べない人
□リヴァイ兵長は選べない人 1話
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「ねぇ兵長?教えて下さい。エルヴィン団長ですよね?」
リヴァイを自分の方に向かせて頬を撫で、顔を近づけて問う。
まだ目はうつろで焦点が定まっていなかったが、どうしても聞きたかった。
「そ…そんなに聞きたいか…?」
「はい、ちゃんと知っておきたいです」
リヴァイはゆっくりと身体を動かし天井に身体を向けた。
そして囁くように言った。
「おまえの予想は当たっている。エルヴィンはセックスする中の一人だ」
…え……?!
エレンは大きな瞳を見開き、ガバっと起き上がった。
ベッドのスプリングが大きく揺れる。
今…この人は何と言った…?
団長はセックスする中の一人…?!一人…???
エレンはリヴァイの手を掴むと裏返りそうな声で言った。