―初恋の相手は人類最強の兵士長でした―

□―初恋の相手は人類最強の兵士長でした―
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「あなたを、抱きます…」
「待て、ちょっと待てエレン」
「嫌です待てません」

セックスの相手がいる…その言葉に余裕が無くなり、
エレンは目の前のこの人を抱かないと気が済まなくなっていた。

―全部知りたい…暴きたい。

さっきとはまるで違う男の顔にエレンはなっていた。
一方リヴァイからしたら、エレンは部下であり、
自分の半分程度しか生きていない少年だ。
あまり動揺などする事が無いのに、この時ばかりは心の底で動揺していた。

「落ち着けエレン」
「こんなの落ち着いてなんていられません…」

このタイミングを逃したらもう次はない。
ここまでくるとリヴァイにアルコールが入っていた事に感謝すら感じる。
エレンはリヴァイに覆い被さり強く抱きしめた。
すると後頭部をくしゃりとリヴァイが撫でてきた。

「…兵長?」
「…分かった、お前の好きなようにしてみろ」

リヴァイは目を細めて挑発的にエレンを見た。

「リヴァイ兵長、好きです…」

そう言うと愛おしそうに頬を撫で、髪も撫でる。
再び口付けをして、そのまま首筋に舌を這わせた。
ボタンを少し外すと綺麗に引き締まった身体が垣間見える。
綺麗だからこそ、首筋に噛み付きたくなった。
軽く食む、そして舌を這わせる。
徐々に食む力を強くしていく。

「……つっ…」

首筋に唇を何度も落としながら、シャツのボタンを全部外した。
そっと左右にシャツを広げる。

「兵長、綺麗だ…」

全体的に色白だが、やはり鍛え抜かれた端整な身体。
でも小柄で無駄なく引き締まっていて、所々に古傷が見られる。
アルコールのせいか、少し汗ばんでいる、

エレンはますます欲情を駆り立てられた。
両手で首筋から胸元までゆっくりと指を這わせる。
滑らかな肌で指に吸いつくようだった。
ウエストまで這わせ、指と手のひらでリヴァイの身体の感触を味わう。

「―くっ…」
「…感じますか?」

リヴァイは返事をせずにそっぽを向いた。

―か、可愛い……
エレンは率直にそう感じてしまい、もっと声を聞きたくなってしまった。
胸の尖りに同時に指を這わせる。
小さなそれをクリクリしたり指先で摘んだりしてみる。
物足りなくなり、舌でそっと尖りを舐め上げた。

「ふ…」

吐息が漏れてくる。
さらに上下に舌を這わして舐め上げ吸い上げた。
ビクンっとリヴァイの身体が軽く浮いた。
横を向き、口元を抑えて声を殺しているように見える。

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