The last long shoot
□Episode3 game
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現在地、グランドのベンチ。
目の前に広がるのは広大な緑だ。
バスケコートなんか比にはならいぐらいの広さであそこに一人で立ったら自分がちっぽけに思えてしまうだろうに…。
華凛「いや、一人か……」
思わず漏れてしまった心の声が例の彼女の耳に入ってしまった。
?「どうしたの?」
華凛「何でもない……」
何もなかったフリをしながら言った言葉に「そう」と素っ気ない言葉が返ってきて少し寂しく感じる。
チラッと彼女を見るとタブレットをいじっていたので何をしてるか聞いて見た。
華凛「何……してるの?」
?「選手のデータよ」
「見る?」と聞かれ興味があったので頷き見させてもらうと、選手の写真の横にそれぞれの能力のパラメーターやよく分からない数値が並んでいる。
しかし、それを見ていくと意外な事実に気付く。
華凛「ねぇ……これって……」
?「見ての通りよ」
驚きを隠せない私とは対象に落ち着いて話す彼女。
ヤバい、エキシビションマッチ不安……。