琥珀の翼

□第3話 ドッチボール
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第3話
*ドッチボール*



……昨日は散々だった。
乃木君に色々初等部について聞いておこうと思ったのに、なんとまあ丁度良い所というのかナルがやってきて、

「そんなことなら僕が教えてあげるよ」と言って連れてかれそうになったので教室に帰った。



「あれ?ハルちゃん……?」



そして今日私は、運動場の近くを歩いていた。
そうしたら蜜柑ちゃんに突然話し掛けられた。



「……何してるの?」

「ん?今ね、皆でドッチボールしとんねん。
ハルちゃんもうちらのチーム入る?」

「何言ってるのよ。
芳賀須さんは棗君のチームに入るに……」

「へぇドッチボールか。あ、佐倉さんのチームに入るね。」



全「え゛!?」



……なっ!?
私、蜜柑ちゃんのチームに入っちゃダメなの!?
別に良いよね?
個人の自由だよ。うん。



「ありがとぉ!これで蜜柑チーム総勢8人やー」



それにしても……差激しいなぁ。
8対8は絶対有り得ないな。



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