劇場版銀魂完結篇ヒット記念

□サクラ満つ月
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プロローグ



世界が崩れゆく足音を聞きながら思う。
アイツらに出会っていなければ俺は世界を救おうなんぞと思ったろうか?
未来を変える為に自分を()ろうなんざ考えたろうか?
どっかの包帯ヤローみたく笑って世界崩壊を眺めることはなくとも、こんなに哀しく苦しい思いを抱えてはいなかったんじゃねーか?

だけどアイツらと出会っていない自分が想像出来ねェ。どんな道を選んだとしてもきっと俺はアイツらに出会い『万事屋』になる…不思議なことにそれだけは確信を持てんだ。

だから俺は未来を変える。例え俺がいない未来でも、アイツらが笑って生きてるなら上等だ。
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