企画物BOOK

□ヤドリギ
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 ブラも取り払い、白い素肌の眩しい背にリヴァイは唇を付ける。

「はっ……んんっ…」

肩甲骨の下から、尾骶骨の辺りまで、啄む様に口を付けていけば、マホは体をピクッピクッと跳ねさせながら、悩ましい声を上げた。
 背中へのキスは止めないまま、背後から抱きしめる様に手を回し、マホの胸の膨らみを包んだ。その柔らかい感触を揉みしだけば、性欲とはまた違う穏やかな安心感がやってきて、リヴァイはしばらくその感触を楽しんだ。
 徐々に、彼女の胸の中心の突起が硬くなっていくのを感じ、手の平でそれを転がしてみれば、マホは甘い声を零した。
 疲れているはずなのに……とリヴァイは、自分の中の欲望の強さに呆れる。
 マホを抱きしめて眠るだけで良いのに、どうしても欲しくなる。ゆっくりとマホを味わって、たっぷりと愛し合いたい。けれど、疲労の溜まっている体は気持ちとは裏腹に、早く欲を解放したいと疼き出す。
 うつ伏せだったマホの体をぐるりと仰向けに反転させて、先程手の平で転がしていた突起を、飴を舐める様に舌先でチロチロと弄ると、もっと……とでも言いたげに、マホはリヴァイの後頭部に手を置いて押さえ付けた。
 彼女の望みに応える様に、リヴァイは舌先での愛撫を続けながら、片手をスルスルとマホの下半身へと降ろしていく。
 躊躇いもなく、マホのズボンに手をかけて脱がそうとすれば、マホは協力的に腰を浮かした。

「マホ。俺の服を……」

全てを言わずとも、理解した様にマホはリヴァイの制服のジャケットに手をかけた。
 ジャケットを脱がせて、マホはリヴァイのシャツのボタンに手をかける。マホにそうさせておきながら、リヴァイは彼女のショーツの上から熱を持った敏感な部分に指を這わせた。

「あっ……」

甘くマホが声を上げると同時に、彼女の秘部から甘い蜜が零れてくるのがショーツの上からでも分かり、リヴァイはマホの胸に舌を置いたまま、ペロリと舌舐めずりをした。
 自分の敏感な部分を刺激する指の動きにビクンビクンと反応を見せながらもマホは、リヴァイのシャツのボタンを全て外し終え、リヴァイは上体を起こすと軽く肩を動かして羽織るだけの状態になったシャツをシーツの上にスルリと落とした。
 再びマホの体の上に上体を重ねると、素肌同士の感触を確かめる様に、体を上下にスリスリと動かした。
 硬い、リヴァイの胸筋から腹筋のラインが、ツツツ……とマホの胸の先端を滑る様になぞり、それすらも刺激になって、マホは堪える様にギュッと瞳を閉じた。
 相変わらずショーツの上から、リヴァイの指が執拗にマホの敏感な部分を刺激して、自分でもハッキリとソコが濡れそぼっているのが分かった。
 
「へい……ちょっ…。下着っ……脱ぎたいっです……」

このままショーツの上から責められ続けば、いや、もうすでに手遅れではあるが、ショーツがグッショリと自分の蜜でまみれてしまう。それは、嫌だと言いたげにマホは懇願するが、リヴァイはニヤリと笑ってマホの耳に唇を近付けた。

「イッてから、脱がしてやるよ。」

低い声で囁かれ、更に耳を甘噛まれ、マホの身体がゾクゾクと粟立った。
 
「やぁっ……ほんとにっ……駄目ですっ」
「これは俺の持論だが、女がベッドの上で言う『駄目』は『もっと欲しい』だと思う。」
「なっ……何言ってっ…………ヒャッ……もうっ…………」

リヴァイの指の動きに合わせて、ショーツの中で卑猥な水音が勢いを増し、マホは頬を紅潮させて、抗議する様に首を振りながらも、押し寄せる快感の波に抵抗も出来ないまま呑まれて行った。

「ハァッ……ハァ………」

肩を上下に揺らしながら荒く呼吸をするマホのショーツに指を引っかけて、リヴァイは満足気にほくそ笑む。

「良かったな。脱がしてやるよ。」
「もっ……兵長、ひどいです……」
「後で洗ってやr……」
「じ、自分で洗います!!!」

真赤な顔で怒った様に眉を吊り上げたマホに、吹き出しそうになるのを堪えて、リヴァイはスルスルと彼女のショーツを脱がし、自分もズボンと下着を脱いだ。

「あ……兵長っ…」

ねだる様な声でマホが呼び、それに応えるように、今度は優しいキスを彼女に捧げながら、リヴァイは自身をマホの秘部へと当てがった。
 舌と自身で感じる粘膜の絡み合いに、リヴァイは幸せそうに瞳を閉じた。


「ハァッ……ハァっ!?え、兵長…!?」
「誰が一回で終わるって言った?」
「やっ……もう、無理ですっ……身体が…」
「何言ってる。“若くない”俺がまだ大丈夫なんだから、俺よりも“若い”お前はまだまだイケるだろ」
「もっ……許して下さっ…んんっ……」

涙目でそう懇願するマホの唇は、リヴァイのキスによって塞がれ、絶頂を迎えたばかりでヒクついているマホの入口は再びリヴァイによって貫かれた。

 
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