企画物BOOK

□Britches chaud
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 バンッと乱暴にエルヴィンの部屋の扉を開けて廊下に出たマホはそこにいた人物にヒッと悲鳴を上げた。

「何だ。もう出てきたのか。」
「あ……リヴァイ。」

目の前に、愛する恋人が立っていた。冷たい瞳で自分を見つめながら……。
 何をどう説明しようにも、乱れた着衣は何の言い訳も出来ない。

「来い。」

短くそう言うと、リヴァイはマホの腕を強く掴むとズンズンと廊下を歩いて行った。

 引き摺られる様にして連れて来られたのはリヴァイの部屋で、そのまま中に押し込められると、ブーツだけは脱がされて服も着たまま浴室へと連れて行かれた。
 リヴァイがシャワーのコックを捻ると勢いよく出てきたお湯がマホの体を容赦なく濡らしていく。

「り、リヴァイッ……」

怒っているだろうと思ってリヴァイの表情を伺い見るも、全くの無表情だ。何を考えているのか全く分からない。

「おい、口を開けろ。」

言われるままに口を開けると、シャワーのお湯を口の中にかけられた。

「ブッ……グホッ……リヴァイッ」
「おい。口を閉じるな。洗えねぇだろうが。」

あ、洗う?と思いながら、苦しいのを堪え口を開けていると、しばらくシャワーをかけていたリヴァイは、ようやく口からシャワ―のお湯を外した。
 
「はぁっ……はぁ…」

ようやく息が吸える、とマホは荒い呼吸を繰り返した。が、そんなマホの口にリヴァイは今度は自分の唇を押し付けた。
 
「んっ……」

滑り込んできた舌が、苦しくも心地良くマホの口内を支配する。
 リヴァイは一度、唇を離すと、マホの顔を覗き込んで言う。

「で、何処までされた?」
「えっ……」

キョトンとするマホのズボンを乱暴に下ろすと、薄紫のショーツの上から秘部を撫でた。ヌルっとした感触がショーツの上からも伝わり、リヴァイはピクッと眉を動かした。

「おい。ここも触られたのか?」
「あっ……んんっ…」

ショーツの上から、的確なポイントを刺激され、声を上げながらマホは首を横に振った。

「ほぅ……キスをされて、乳を弄られただけで濡らしてたのか。」

リヴァイはショーツから手を離すと、今度は二つの乳房にシャワーの湯を当てた。当てながら、先端を指でコロコロと転がす。

「あっ……ああっ……」
「エルヴィンの前でも気持ちよさそうな声出してたな。そんなに良かったか?なぁ?」

クイッと乳首を摘み捻り上げると、一際高い声でマホは喘いだ。

「ご、ごめんなさい。リヴァイ……」
「おい、俺は別に謝れなんて言ってない。気持ち良かったかどうか聞いてるんだ。」
「いや……リヴァイじゃなきゃ嫌だもん……」

涙目になってそう言うマホに、リヴァイはもう一度口付けた。何度も舌を侵入させてはそれに応えるマホの舌を絡める。
その間も胸への刺激は止めず、膨らみを包んでは揉み、指で先端を転がし、挟み、引っ張り、と知り尽くしたマホの体に次々と快感を送り込む。
 シャワーの湯で濡れて透けているマホのシャツを剥ぎ取ると、リヴァイは自分のシャツも乱暴に脱ぎ捨てた。
 ゆっくり唇を離し、そのまま舌を首筋へと移動しチュゥっと吸い付いた。 

「ああっリヴァイっ……。」

感嘆の声を上げてマホはリヴァイの首に腕を絡めた。白いマホの首筋に付いた赤い印をチラッと確認するとリヴァイはそのまま唇を下へと移動し、先端が硬くなった乳房に噛み付いた。
 ビクンッと上がったマホの腰を押さえながら、リヴァイはマホのショーツに指を引っ掛けて下ろした。
 閉じた足の間に無理矢理自分の太腿を割り込ませて開かせると、マホの秘部に直接指を触れた。先程とは比べものにならないくらい濡れそぼっている部分に、ヌルリとリヴァイは人差し指を侵入させた。

「あっ……んんっ……」

リヴァイの指を迎え入れる様に絡みついて来た熱い蜜の感触に、リヴァイは自身に熱が篭り、ハッと小さな息をあげた。ズボンの中で苦しそうにしているのを感じる。

「おい、マホ。俺のズボンを下ろせ。」
「はっ……あんっ……え?」

 片手で揉んでいたマホの乳房を強く掴み、秘部にもう1本指を侵入させながら苛立った様にリヴァイは言う。

「手が塞がってるんだ。早くしろ。」

言いながら指を上下に動かすと、マホは一層激しく喘いだ。
 だんだん彼女の限界が迫ってきているのを感じ、リヴァイは一度指の動きを止めた。

「おい。下ろせ。いらねぇのか?」

リヴァイの言葉にビクンッと体を震わせると、マホはリヴァイのベルトに手を掛けた。
 カチャカチャと、たどたどしい動きでベルトを外し、ボタンも外し、ファスナーを下ろした。水を含んでいる所為か、ズボンはファスナーを半分ぐらい下ろしただけで重力に従う様にストン、と落ちた。
 下着の上からでも分かる反り上がったリヴァイの男の部分に、マホの中が更に熱を帯び、ドロリと蜜が溢れてくるのを感じ、リヴァイはもう一度激しく、指で中をかき回した。

「あっ……あああっ…………イっ…」

高く声を上げながらマホが胸を反らした瞬間、リヴァイはスルリと指を引き抜いた。

「はっ……ぅ?」

達する直前で快楽を奪われて、不満と疑問の入り混じった声を上げてマホはリヴァイを見つめた。
 リヴァイはキュッとシャワーの湯を止める。

「出るぞ。」
「あっ……うん。」

促されるままに浴室を出ると、リヴァイにバスタオルで包まれそのまま抱え上げられた。
 脱衣所を後にして、リヴァイはマホの身体をベッドへと横たえた。
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