オリジナル小説

□キミの隣で。
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『今日もお疲れ様、家、着いた?』

そんなメールを送ってから、何時間が経っただろう。
携帯を握りしめて、返信を待つ。


本当は、わかってる。
まだ返信はこないこと。
だって、まだ学校にいる時間のはずだ。
まだ授業中かもしれない。
学校が違うといろいろ不便だ。
いつ帰ってくるのだろう…。


そんなことをぐるぐると考え続ける。
他にすることは一応あるのだが、やる気が出ることはなかなかない。
…ただただ、携帯を握りしめてキミの返信を待っている。
ただの暇人だ。


ぶー、ぶー、ぶー…


手の中で握りしめていた携帯が震えた。
返信がきたのかもしれない。
そっと携帯の画面を見る。
キミからだった。


『今家着いた!!ただいま!』


自然と頬が緩んでしまう。
キミからのたったこれだけの言葉が嬉しいんだ。


『おかえりなさい、お疲れ様!』


そう返信をしてまた、次の返信を待つ。










「キミのたった一言の言葉が嬉しくて」
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