劇場

□みんな敵!
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今日は、俺が非番だから隣に一緒にいる恋人、銀時とお出かけ、いわゆるデートをしている。
その時に事件が一つ起きた。

       みんな敵!

それが起きたのは、銀時と映画に行く途中だった。
「あの、銀髪の人、かっこ良くない!」
「確かに!声かけてみます?」
「でも、隣の人としゃべってるし〜」
あの女ども、銀のことを色眼鏡で見ていやがる。少し不機嫌そうな顔をしていると銀に声をかけられた。
「どうしたの?トシ君?」
優しく聞いてきたので、怒りも沈んだ。「いいや、なんでもない」そう、軽く流した。その直後
「ねぇねぇ、銀髪のお兄さん!私たちと一緒に遊ばない?」
あっ、さっきの女。
「ごめんね。今この子とお出かけしてるから。」
銀時は、優しいからこんな女どもにも優しく声をかける
「なら、このに連絡してくれませんか?」
メアド交換まで・・・でも大丈夫!銀時は俺しか眼中にないは・・・「ありがと。連絡するね。」「ありがとうございます。」
あれ何で受っとっているんだ。銀時には、俺がいるのに・・。俺は、恐る恐る銀時に話しかけた。
「連絡するのか?」
「えっ、しないけど」
は!今こいつなんて言った?連絡しないといったな。
「じゃあ、なんで受け取ったんだ!」
「トシ君に妬いてもらいたかったかr・・ってイタイイタイ毛が抜ける!」
こいつ俺がせっかく・・
「だってトシ君全然銀さんの方みてくれなかったから」
あぁ、そうか。お前に心配かけてたのは、俺だったのか。
「ごめんなさい」
みんな、お前ばっかり見てるから。お前は、俺のなのに、って言ったら笑われた。
「なんだ、嫉妬してくれてたんだ。」
「でも、トシ君も気おつけてね。」
「なんでだ?」
「なんでって・・」「そりゃ、トシ君がかわいいから。」
ああ、こいつ眼科に行ったほうがいいんじゃないのか。でも、こいつにかわいいって言ってもらえるのがうれしくて。顔が真っ赤になっちまう。
「顔真っ赤!やっぱかわいいね!」
「〜〜〜〜〜っ!」
「さあ、デートの続きしようか!」
「・・あぁ」


みんな敵だと思ってた。けど・・
こいつは、心底俺に惚れてるなって思った。
だって、握った手がとても温かかったから。
 

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