名探偵コナン 短編集
□特注品。
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オレのメガネは特注品だ。
そう。
いつも博士が作ってくれるこの追跡メガネは特注と言っても過言ではない。
この追跡メガネは文字の如く、犯人を追跡できるメガネ。
そんなオレのメガネがまた壊れたから、博士に今日は修理してもらった。
「博士、ここんところにヒビが入っちまってレンズに画面がうつんねーんだよ。」
「よし!ワシに任しておけ!」
「じゃあオレ、リビングにいるから。」
今日は灰原がいない。
歩美ちゃんと一緒に女同士でお泊まりだとよ。
歩美ちゃんはともかく、灰原だぜ?
良い歳してお泊まり会かよ。
「あれ?なんだ、これ。」
キッチンの机においてあった薬。
薬と言えばオレには例のAPTX4869ぐらいしか連想出来ないんだけど…
「でも、APTX4869じゃないよなぁ…。カプセルじゃなくて錠剤だし、ラベルに頭痛薬って書いてあるし。」
だけど、前にも風邪薬とか書いてあって実際の中身は例のやつってことは前にもあったしなぁ…。
まぁ…少し気になるけどあとで博士に聞けばいいか。