オレの脳内は・・・
□不謹慎なんだからっ!
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「ジャーーーーーーンッ!手作り蘭ちゃんケーキ!」
「うわぁぁぁっ!すごーいっ!ありがとう、蘭ちゃんっ!」
「チョコのプレートにちゃんと退院おめでとうって書いてあるんだから!それは、新一が書いたの!」
「工藤くんが…?」
私はチラッと頭を氷で押さえつけてる工藤くんを見ると、新一が恥ずかしながら、
「ジロジロこっち見んじゃねぇよ…」
「ありがとう、工藤くん。嬉しいよ!」
ビクッ!
と肩を上にしてちょっと照れ臭そうにしてわざとっぽくトイレに行った。
「蘭ちゃん、工藤くんが来たら、計画通りにね!」
「分かったわ!」
私は蘭ちゃんの耳元でそう口ずさむと、私は椅子から立ち上がり、ドアからの死角に入って工藤くんを待ち伏せする。
すると、蘭ちゃんは床に血糊を撒いて、ナイフにも血糊を付けてゆっくりと床に伏せる。
工藤くんは何事もなかったかの用に扉をあける。
すると、工藤くんは口を大きく開けて、
「蘭!しっかりしろ、蘭!」
「しん…い…ち…?」
「蘭!大丈夫か?殺られたのか?それとも自分で殺ったのか?」
「花子に…、刺されて…。」
「なっ、何ッ?!」
新一は驚きを隠せなくなって、茫然自失していた。
本当は誰も被害を受けてないのに…。
その時だった。
「どう?工藤新一くん。幼馴染みの今にも死にそうな蒼白の顔をみて…。」
「花子…。本当に…、本当にお前が殺ったのか…?」
「そうよ。だから言ったのに。私の事を素直に諦め無いからこうなったのよ。おバカさん。」
演技派女優二人は新一をみすみす追い詰める。
「Bye,bye ….おバカな探偵さん。」
拳銃を新一の頭に当てて、引き金を引いた。