オレの脳内は・・・
□不謹慎なんだからっ!
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「先生。色々とありがとうございます。」
「いやいや、花子くんは色々事件に巻き込まれますなぁ〜!さすがの私にも事件までは診察出来ませんよ?」
アハハハハッ!と笑うと、私はタクシーに乗って帰った。
RRRRRRRRRRRRRRRRR…
「はい、もしもし?」
『あ、もしもし?花子?私、蘭だけど、今新一の家に居るから!あ、ちゃんと新一もいるよ?』
「じゃあ今から私もそっちに行くから。うん。じゃあね!」
タクシー運転手は、後ろの座席をチラチラみて、
「行き先はどちらへ?」
「あ、米花町二丁目に入ったら下ろして下さい。」
「かしこ参りました。」
ー工藤邸ー
「お邪魔しまーす!」
「あ、きた!花子〜!昨日は大丈夫だった?」
「全然!もう、コテンパンにやっつけてやったわよ!」
すると、書斎の方で何やら激しい物音が聞こえた。それと共に、若々しい少年の叫び声がこだました。
「イッテェ〜…。父さんのやつ、乱暴に本を仕舞いやがって!アタッ!」
「ちょっ、新一?!なにやってるのよ?!」
「本が工藤くんの頭に直撃したんだね…。ケガとかしてない?」
「俺は、別に…」
「んもー!しょうがないんだから!私の周りったら、ろくな男がいやしないわね。」
蘭は何気なく新一の頭の上に氷を乗っけて、行こ!と、リビングに行った。