洛山かがみん

□天帝の番犬
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WCでの海常戦も終わり、残る試合は
洛山との試合だけになった部活がない休日の事……一通の着信があった

〜♪〜♪〜♪

?『もしもし。』

??『そろそろ戻っておいで』

?『わかったよ。征』





洛山高校との試合の当日、火神君は
集合時間になっても、現れなかった。

携帯も繋がらず、家に行ってもすでに
もぬけの殻だった。最初から必要最低限の物とバスケ関連の物しか置いてなかった部屋が今はそれさえもなくなっていた

さすがにおかしいと思ったが、その場はカントクの指示でとりあえず会場に行こうという事になり、火神君がいないまま僕達は会場へと向かった………


洛山said

ガチャと火神の家のドアが開く音がした


『やあ、大我。昨日はよく眠れたかい?』
と鮮やかな赤髪の青年がたずねる

『ふぁぁ……ああ。おかげさまで』
火神のあいまいな解答に赤髪の青年はくすくすと笑い、

『ほら、早く着替えて準備して下においで。玲央達が待っているぞ。』

『ん。りょうかい』

−−−−−−−−−−
『もぉ〜大ちゃんおっそ〜い!!』
支度をし、急いで下に降りてみると先ほど言っていたようにもう何人か集まっていた。

『わり……です』

『そーだぞ大我!!…というか何その敬語』
色素の薄い髪でネコ目な青年が不思議そうに顔をかしげ

『げふっ、大我俺達に敬語は使わなくていいと言ったはずだが……』
先ほどからゲップを繰り返している肌が浅黒い青年も不思議そうにしている

『あ〜誠凛に敬語にうるさい先輩がいて……そん時のクセか?』

『………』ゴゴゴゴ
なぜか一気にその場の空気が5℃くらい下がった気がする

『やはり、大我を誠凛に行かせたのは間違いだったか?僕の、僕達の大我に変なこと吹き込んでないだろうな………?誠凛、テツヤ』シャキンシャキン

『なんだ?みんなこえーぞ??』

『なんでもないわよ。大ちゃん』

『ああ、気にしないでくれ』

『そんな事より、大我っ!』

『おかえり。』


『ただいまっ!!征、れおねぇ、コタ、えーきち。』ニッコリ

『〜っ!もぉっ!大ちゃんその笑顔は反則よっ……!//行きましょっ!』

『行こうぜ!大我』

『げふっ、行こうぜ』

『行くぞ。お前たち。
そして………………洛山高校男子バスケ部火神大我』

『ああ。』ギラッ
歩き出した洛山高校主将の後ろに当然のように立ち、周りを威嚇する姿はまさに番犬そのもの
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