ルピナス
□通過儀礼
1ﾍﾟｰｼﾞ/1ﾍﾟｰｼﾞ
現在私は通過儀礼というものをしています
私の順番まだだけどね
え？あの後はどうなったかって？
あの後は確かね…
クリスタに憲兵団とか調査兵団とかそんな感じのやつの説明してもらったんだよ
それで私は調査兵団を目指すことにしました！
なんでって？気分に決まってるジャマイカ！というのは嘘で理由は秘密だお☆
…ふざけてすんません！
まあ理由はあれだよ！簡単に言えばこの壁の外？の景色は絶対に綺麗だと思うんだ！うん！
だって、今の地球みたいに自然破壊とかないと思うし、空気とかすごく澄み渡ってる…というか…とにかく、みたいってだけの話だよ！
てか聞いてよ！この前、ああ私がトリップしてきた日ね
その日にクリスタの説明終わった後にちゃっと携帯いじってたんだけどね、なんか手から滑り落ちて粉砕しました
そんでこれが見事にバラバラになって、プロでも直せないんじゃね？ってぐらいに！
もう笑うしかないと思わない？
だって…せっかくのトリップ特典台無しなんだよ！？
…私は誰にしゃべってるんだ？…
そうこう思っているうちにチャクチャクと進んでいった
憲兵団いって、楽したい子とか（バカ正直ですね！）家畜以下の…（なんだっけ？）とか！
次の子は…敬礼間違えてる…んであのおっさん怖いな！！
次の子！あ、芋食べてる。いいな〜私にも欲しいな！あ、おっさん半分？もらってる…食べないのか？なら私に欲しいな！…って殴った！女の子なのに殴った！
「貴様は何者だ！」
えと、出身区と名前だっけ？出身区どうしよ…ありませんって言うか？秘密って言うか？あーん？
「貴様だ！貴様に聞いている！」
『ああもう！うるさいな…』
あれ？私今誰に怒鳴ったの？え、と…左隣はないし右隣も…絶対ないし…後ろはないな、後ろむいてないもん
じゃあ、前？前には誰がいる？
…正解は…怖いおじ様でした！！
「貴様…ふざけているのか？」
『すんませんでした！なんならスライディング付きで土下座しますよ？じゃなくて、そうだ！何聞いてましたっけ？出身区？名前？とりあえず言った方がいいっすよね？ナオ…』
「貴様…」
『え？なんですか？てかなんか心なしかカリカリしてません？ほんと何カリカリしちゃってんですか？カルシウム？カルシウム足りてないんですか？なら牛乳かニボシがいいと思いますよ！』
次の瞬間殴られた
「貴様も死ぬまで走っておけ！！夕飯は抜きだ！！」
まず、言いたい事が何点かあるんですけど…
とりあえず…殴んなくてもいいじゃんか！
絶対腫れた！虫歯みたいになった！
そして、育ち盛りの少女に夕飯を抜けだなんて…鬼！悪魔！おっさん！
余談
彼女は…
怖いもの知らず？いいえバカなだけです