One More Night
□O M N 8
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しばらく嵐続きで潜水していた我らがイエローサブマリンは、久しぶりに晴天の中、航行をしていた。
こうも晴れると洗濯がしたくなってくる。
しばらくできなかったため、洗濯物も溜まっているし....。
私は、大きなタライとたくさんの白いつなぎを持って甲板に飛び出した。
One More Night 8
「●●●!洗濯物もはだいぶ片付いた??」
『ベポ!もう半分くらいかな〜。』
「一人でここまでやるなんてすごいよ!!俺も手伝うから!」
『大丈夫!ベポも航海士の仕事があるでしょ?そっちを優先して。』
「ダメだよ!女の子が一人で力仕事やったら!!シャチたちも手伝わないとダメだよ!」
ベポはそういうと、隣にしゃがむと洗い終わった洗濯物を一つ一つ干し始めた。
『シャチさんたちは甲板掃除してるから。....騒いでるからちゃんとやってるかは微妙だけど。でもま、私は私のできることをやらないと!』
「....●●●っていつも偉いよね。」
『?何も偉くないよ。』
「....俺が今まで見てきたキャプテンと一緒にいた女の人と違うや。」
『......あはは。』
無邪気に話すベポ。
褒めてくれるのは嬉しいが、ちょっぴり気分は複雑で。
あれだけかっこいいんだから、わかってはいるけどなんだか....。
そんなローは、ペンギンさんに捕まって書類整理に追われている。
『ベポは....きゃっ!!』
「●●●!」
「●●●、大丈夫か!?わりっ、水かかっちまったか!?」
他のクルーと甲板掃除をしていたシャチさんは、気がつけばバケツで水の掛け合いっこをしており、たまたま近くにいた私は、頭から水をかぶることになってしまった。
『シャチさん!もう....遊んでばかりいるから....。』
「わ、わり!!わざとじゃ..../////!!!」
「●●●、あ......。」
立ち上がってシャチさんを起こっていると、謝っていたシャチさんが急に顔が真っ赤になって固まった。
『え?何?どうし....。』
急に、後ろに引かれたかと思うと、大きいパーカーを頭から被せられた。
「オイ....これはどういうことだ?」
『ロー....??』
「「「き、キャプテン!!」」」
後ろを振り向くと、青筋を立ててかなりご立腹のローが立っていた。
『ロー?なんで怒ってるの??』
「........。」
機嫌が悪い理由がわからず尋ねると、耳元で甘く囁かれた。
「透けてんだよ、お前の下着が。誰が俺以外に見せていいっていった?」
『//////!!』
恥ずかしさと腰にクル甘い囁きに顔を真っ赤にすると、ローは後ろから強く抱きしめた。
最近、ローはわざとエロく囁く。
反則だ!
私は何も言えずにうつむいた。
「シャチが●●●に水かけてたよ!」
「ベポーー!!!!」
「.....ほう。」
この日、晴天の空の下、甲板に一つのバラバラ人間が転がった。
((ロー!離して!!))
(書類整理で疲れてんだ。少しお前を補充させろ。)
((/////))
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うん、シャチはこういう役だよね。