One More Night

□O M N 5
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初デートに浮かれていたら、●●●がだんだんと元気がなくなってきた。
心配していると、こいつは恐ろしく可愛いことを言ってきやがった!!


鼻血が止まらないのは不可抗力だと叫びたい。


ペンギン曰く、俺は余裕がなくて変態っぽくなっているらしいが、●●●にはそんな風には思われたくない。



鼻血が止まるまで頭をなで続け、早く血が止まらないかと必死だった。




One More Night 5




なんとか鼻血ティッシュをトマトジュースだとごまかし、ホッとしていると、●●●は俺をじーっと見つめてきた。


まさか鼻血が残っていたか!?とそっと窓ガラスで確認するが特にその名残はみられない。


一体なんだ?と思っていると、●●●はこちらを見つめながら唇についたクリームを舌でペロリと舐めた。



「お、おまっ!!」
『え?どうしたのロー??』
「い、いや。何でもない。」
『??』



こいつ....俺を試しているのか!?



先日、思いのままに誘ったところ悲鳴をあげて逃げられ、かけつけたペンギンに3時間説教された。あれはいろいろ辛かった。

ペンギン曰く、これまでの女のようなやり方では●●●に愛想つかされて逃げられるらしい。
逃がす気は全くないが、こいつを傷つけるつもりは更々ない。
しかし、俺も恋人相手は初めてだ。いろいろかってがわからないのも事実。


それから....ペンギンにいろいろ説教をされて、俺は学習したのだ。
●●●のペースに合わせて、あいつが求めてくるまで体の関係は強要しないと!!
おかげで忍耐力はついたが、欲求不満は半端ない。


しかし、俺は耐えてこいつとの明るい未来と海賊王への道をどちらとも手に入れると決めたのだ!
こんなところでくじけるわけにはいかない。



俺は、自分を落ち着けようと大きく深呼吸をした。



『ロー、私、ローに何か我慢させたりとか....してない?』
「!!ッゲホゲホ!!」
『だ、大丈夫!?』
「....ああ、大丈夫だ。いきなりどうした?」


いきなりどんぴしゃな質問に、コーヒーをむせた。


こ、こいつ、見聞色使いか!?



『なんか....最近ローが我慢しているような感じがして..。私のせいだったら申し訳ないなと思って..。』
「....。」



ペンギン!!こういうときはどうしたらいい!?
このパターンは予想外だ!!


『ロー?』



●●●のまさかの発言にしばらく固まってしまったが、むしろこれはチャンスなのではという考えが頭をよぎった。



「●●●、お前のすべてを俺のものにしたい。」
『??』
「お前は、俺に抱かれる覚悟はあるか?」
『!!』
「お前が嫌なら俺は待つ。無理はするな。」
『....。』


●●●の左手を握り、怖がらないように話した。逃げ道を作りながらも、受け入れて欲しいという思いを込めて、俺は最大の賭けに出た。



『....うん、ローのものになりたい。』
「!!いいのか?」
『....』



何も言わず、顔を赤くして頷く●●●が愛しくて、左手に口付けた。





(今夜はこの島のホテルで泊まるか。....ホントにいいのか?)
((....うん。))
(....じゃあ行くぞ。)
((えっ、もう!?まだ明るい....))
(俺が限界だ。)
(....//////)




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やっとここまできた!
ペンギンの説教うんぬんはPの暗黒日記で。
次はR18です。
(読まなくても続きはわかります。)

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