One More Night
□O M N 2
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今夜、ローはペンギンさんたちと今後の航路について話し合いがあるらしく、部屋にいないため、私は一人読書にいそしんでいた。
この時間になってくると、どうも小腹がすいてしまう....。
いつもはローと話しているうちに寝ちゃうので気にならないが、一人だとどうしても....。
考え出したら我慢ができなくなり、キッチンへ突撃したのだった。
One More Night 2
『すいませーん。』
「●●●ちゃん、どうした??」
キッチンから漏れる光から、人がいるとは思っていたが、中にはコックさんたちが晩酌をしていた。
『お腹がすいちゃって....。』
「そうか..ちょうどつまみを食べてしまったとこだ。悪いな。何か作ろうか?」
『いえ、それこそ悪いので!自分で作りますので、キッチンと材料をお借りしてもいいですか??』
「●●●ちゃんがかい?」
『はい、料理と薬ってなんだか似てるので、作るの趣味なんです。』
いつも料理の時にお手伝いさせてもらっているが、野菜を切ったり、お皿を洗ったりと雑用ばかりだったのでコックさんたちは驚いているようだった。
これでも一人暮らし長いし、女の子ですもん!舐めてもらっては困ります!!
快く場所と食材を使えることになったが、この時間なので、あまり汚さずにパパッと作りたい。
どうしようかと思った時、残り物のご飯を発見した。
今日は焼きおにぎりに決定で!!
パパッと作った私が部屋に戻ると、すでにローがベッドに座っていた。
『あれ?もう終わったの??』
「ああ。●●●、うまそうなやつ持ってるな。」
『うん、小腹がすいたから焼きおにぎりを作ってみたんだ。ローも食べる?』
「ああ。」
私が作ったものを食べてもらうのは初めてで、ドキドキしながら反応を待っていると....。
「......うめぇ。」
『ほんと!?』
美味しそうに食べるローに、私も嬉しくなった。やっぱり好きな人に喜んでもらえるのはうれしい。
ふと隣をみると、ローは食べている私を見つめていた。
『??もっと食べたい....「ついてる。」!!』
ローがいきなり私の顎を掴んだかと思うと、口端についていたご飯を口で取った。
いきなりの行動に思わずむせてしまい、ローから飲み物をもらうまで本気で苦しかった。
『ろ、ロー!!びっくりするじゃない!!』
「いいだろ?別に。」
『でも....んんっ....ふぁ...!!』
「........はぁ..。」
まともに私の抗議を聞かず、頭と顎を掴まれたかと思うと、いきなり口付けてきた。
深いキスは2回目で、頭がくらくらしていて、ローに捕まえられているので逃げられない。
どれくらいたったか。
長いキスが終わると、ようやくローは私を離してくれた。
「夜食の礼だ。うまかった。」
『....ばか。』
「なあ......いいか?」
『!!』
ニヤリと笑うローにドキリとしていたら、いきなりな発言をしてきた。
しかも、私を後ろから抱きしめて、お尻に硬いものをすりつけてくる。
こ、これって....これって....!!
「....なぁ、●●●?」
『きゃぁぁぁぁぁ!!』
艦内に響いた私の悲鳴に、扉を蹴破って入ってきたベポに助けられたのだった。
(キャプテン....もうちょっとうまくやりましょう。)
((笑うな、ペンギン!!))
(●●●、大丈夫??)
((男の人って....//////))
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オチはやっぱり変態路線で。
でも、そろそろR18書きたいな!