Shorts&Medium(HP)

□星屑と少女と
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「アンドロメダ大星雲はね...」
名前は星の話になると口が止まらない。
そんな博識な彼女がもっと魔法薬学の成績がよくなってくれればと何回おもったことやら。
「セブルス?」
「ちゃんと聞いていたぞ。」
「本当?」
小さい彼女を抱きしめる。
日本の女性だからだろうか?30cmも差がある。
いつも上目遣いになってしまう。
その度に衝動を抑えるのに必死だ。
「...寒い。」
「ずっと外にいたのかね?」
我輩のローブを彼女にかけてあげるとすこしだけ赤くなる。
「うん....セブルスを待ってたの。」
その優しさにいつも甘えてしまうのだ。
「今日は我輩の部屋に来い。」
嬉しそうに頷いて手を繋ぎ共に歩く。
すたすたと我輩のペースに合わせてくれる。
「セブルス、今日もとびっきり甘い紅茶淹れてくれる?」
「勿論だ。」
彼女と行われる星々を眺めながらみるお茶会。
部屋に飾られた小さな窓は彼女のためのもの。
地下から星は見えるか不安だったがなんとかなった。
「早く、早く!」
部屋につき、彼女は我輩を急がせる。
星が輝いているカーテンをみよう。
隣にいるお前と共に...

Fin.
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