Shorts&Medium(HP)

□狼さんと赤ずきん。
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土気色の肌、肩まである黒髪を左右にわけてる。大きな黒い耳。
大きな鉤鼻にすべてを見通すかのような黒い瞳の中年男性。
「わ、私。おばあちゃんのお見舞いにいくの。」
私は今までおばあちゃんと母としか話したことがない。
「お見舞いか、偉いな。」
頭を母の様に優しく撫でてくれた。
もしも、私にお父さんがいたら....
「手伝ってやる。」
「本当に...?」
「あぁ。」
ありがとう...!!えっと...お名前は...?
「セブルスだ、名前。」
セブルス・・・きいたことあるような。
あれ?なんで私の名前を....??
「そうか、忘れてしまったんだな....」
セブルスが少し暗い表情を浮かべた。
忘れてしまった?どういうこと?
「とにかく、花をつもう。」
「うん...!」
名前とスネイプは白い花や赤い花、色んな花を摘んだ。
「綺麗...!!」
「待て、ラッピングをしなければ。」
黒い杖を一振りすると、赤いリボンと白い紙が現れて綺麗に包む。
「杖...??」
頭のなかで謎の記憶がよみがえる。
森のなかで道に迷った所を助けてくれた男性。
その人と恋におちて二人きりで逃げて...
「セブルス...!!」
名前はスネイプをぎゅっと抱きしめる。
胸まで届かない彼女を優しく抱きしめた。
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