Shorts&Medium(HP)

□いつか王子様が
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「そんな...王子様なんてね...」
寝る前、少しだけ魔法薬学のレポートを片付ける。
「...私、そんなに男性に興味なんてな...」
そういえば、私は唯一魔法薬学だけ頑張っていた。
スリザリンに負けたくないから?それとも....
「...いや、違う。絶対に。」
スネイプ先生が好きだからがんばるの?
たまにみせる優しい微笑みがみたから?
「...陰険根暗贔屓教授なんて好きじゃない。」
嘘、好きなんだ。好きだからここまで考えてしまう。
「...寝よう、寝なきゃ。」
眠れば、忘れる。
忘れられれば、永遠に夢の中...

[・・・いつか王子様がやってくる筈]

そうやって少女は眠りにつく。
王子様がくればいいと。
来れれば幸せだと。

また同じ夢をみた。
スネイプ先生と手を取り合って踊る。
それは見たことにないお城。
この夢はなんだろう...
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