Shorts&Medium(HP)

□I love her to anyone even if what is said
2ページ/5ページ

朝食も食べ終え、授業を黙々とこなしていく。
名前と逢えるのは次の授業の後だ。
「・・・流石に時までは操れん。」
休憩中、ずっと彼女のことを考えてしまう。
何故だろう、ここ最近はずっとそうだ。
「もうすぐ、授業か・・・また頑張らなければ。」
かるく、伸びをして向かう。
「では、はじめたまえ。」
魔法薬学は少人数制。
その為、各寮の授業が何度も行なわなければならない。
彼女がくるまでは憂鬱だった。

やっと授業が終わり、彼女が現れる。
そう、次はグリフィンドールとの合同授業だ。
名前に逢える。それだけで心が踊る。
「今日は何を調合するのかな。」
たった一声で名前だと判る。
「名前・・・お願い!今日もおしえて・・・!」
「いいよ、ネビル。一緒にやろう。」
ロングボトムと名前が一緒か・・・
だが、いい授業になりそうだ。

「では、はじめたまえ。」
自分の寮をひと通り見終わり、グリフィンドールをみる。
愛しい名前は真剣な顔でロングボトムと一緒に調合している。
「・・・こうで、こう。」
「こうか!」
「違う・・・!そうじゃない・・・!」
緑になるはずだった液体が水色に変色している。
「名前、ごめん・・・!僕のせいで。」
「大丈夫、中和させてまた始めよう。」
減点は優しい名前に免じてなしにしよう。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ