Shorts&Medium(HP)
□Tea Party für zwei
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その頃、スネイプは名前の手を繋ぐ風景を頭の中でグルグルしていた。
嫉妬なのかわからない謎のドロっとした感触。
さっきまでは、名前が愛らしいという感情しかなかったのに。
「・・・なんだ、このモヤモヤは。」
もうすぐ、グリフィンドールとの合同授業。
勿論、名前も参加する。
それが終われば放課後、つまり名前とのお茶会が始まる。
「二人きりで話す時間があるじゃないか。」
その時に解決しようと思ったスネイプは教室に向かう。
「では、始めたまえ。」
スネイプの合図と共に一斉に生徒が道具をとりに行く。
名前はハーマイオニーとペア。
「じゃ、とりにいくね。」
「お願い!」
いつも名前が道具をとりにいく。
ハーマイオニーが使う順番に綺麗に材料を整理していく。
「はい、持ってきたよ。始めよう。」
魔法薬学においてはトップクラスの名前に多くの生徒が質問しに来る。
女子生徒ならなんとも思わないスネイプだが、男子生徒だと眉間に皺を寄せる。
「名前!此処わからないんだけど。」
「そこの手順が違う、逆!」
(名前・・・男子生徒にあまり関わらないでくれ)
スネイプがスタスタを名前の方向に歩いて行く。
「・・・グリフィンドール5点減点。」
スリザリン生徒がクスクスと笑う。
「私、間違えたこと教えちゃったかな・・・」
「そんなことないわ、スネイプ先生が理不尽なだけよ。」
名前は少し俯いた。