Shorts&Medium(HP)

□手紙から君に
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気のせいか?名前が少し顔を赤くした気がしたのだが...
「先生・・・?」
なんでもない、名前。
「今・・・名前で・・・」
「ついたぞ、M.s苗字」
名前が我輩の部屋に入るのは初めてだろう。
彼女に対して、一回も罰則を受けさせたことがない。
それに呼び出しも・・・
「お邪魔します。」
必要なもの以外ない質素な部屋に名前がいる。
それだけで部屋の雰囲気が一気に華やかになった。
「ここの部分だ。」
「本当だ....すいません。」
「いや、我輩こそすまん・・・」
彼女が隣でレポートをやっている。
真剣な眼差しで向かっている姿も愛らしく感じてしまう。
「・・・スネイプ先生?」
い・・いや、なんでもない。
「名前で呼んでくれた時...嬉しかったんです。」
ほ・・・本当か?
「はい!先生。名前で呼んでくれませんか?」
「・・・名前。セブルスだ。」
名前で呼んでほしい、名前。
「・・・せ・・・セブルス」
我輩のローブから手紙が落ちた。
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